昨年から小説は図書館で借りることにした。
図書館のHPから検索してあるか確認して予約。本が貸し出されていたら何番目かわかり、また自分の予約状況も確認できるのでとても便利に利用させてもらっている。私の好きな作家の新刊書検索をしたり、アマゾンでベストセラーの本のあらすじを見たりなどして気に入りそうなのを借りている。最近記憶力の低下で読んだ本は読み終わったらすぐに忘れてしまう。 図書館の私のページは 今借りている本と予約している本の記録が残っているが、返却してしまうとさっさと消されてしまう。そうすると題名や著者名もすぐ忘れ、人に話もできない。
亡くなった母も本好きで、買い物のついでに本屋に立ち寄り数冊ずつ購入していたようで、 同居するときに本屋のカバーがかかったまま押し入れにいっぱい入っていた。カバーを外して綺麗な本は引越しの時に母の部屋に整理して並べて置いていたのだが、新聞は拡大鏡で毎朝一番に読んでいたのだが、たまに面白いよと言って私が勧めても本は読まなくなっていた。85歳になっていたのでもう無理かなと思っていたら、目の診察で白内障とわかり勧められて手術をしたら また本を読みだした。結局92歳で亡くなるまで拡大鏡と本をいつもそばに置き 読んでいた。いや読んで いるふりをしていたのかな? というのは、 何の本を読んでいるのか聞いても、ストリーを 話してくれても時代物が現代物になったりで話がつながっていなかった。きっとこの頃は 文字を追っているだけで 、頭の中を通過していなかったのだろう。
ここ数年、私は本や映画などに 感動しなくなったなと感じていてた。これも老化のせいにしていたが、図書館で気軽に借りるようになって、また読書の楽しみができてきた。 夜中に目が覚め寝られなくなったときに、読書は重宝する。面白くない本だとすぐ寝てしまう。しかし反対に面白くなると夜更かしをする。最近は 本が面白くて 寝不足になることがよくある。
昨日から読み始めた本も とても面白く、その本を離せなくなり 、夕食後にさっさとベッドに入り 続きを読みだしたら結局最後まで読んでしまった。読み終えて寝たのは午前3時半ごろになっていた。 そして今朝夫に起こされたのが8時だった。こんなことをしていたら生活破綻してしまうんじゃないかと心配になってきた。
この本は帯に全米500万部突破とありベストセラーの本だった。ほぼ私と同じ時代を生きた少女が主人公でまず共鳴してまったのかもしれない。 私は子どもの頃テレビでアメリカのホームドラマや映画を見てアメリカはすごい国だと思い込み、 その頃は豊かで民主的なのがアメリカ そのものだとずっと思って理想化していた。 日本は戦後の貧しさから脱却しようとアメリっを手本のようにしていた。ところがこの本を読んで私が育ってきた日本の片田舎とちっとも変わらなくて、 読み進むにつれてまるっきり自分とオーバーラップしてしまっていた。田舎の大人(親世代)たちは保守的で差別的で、学校で学ぶ民主的な教育との落差に反発ばかり感じていた子ども時代だった。そして、学校でもこの小説の主人公のカイアのような極貧を生きる少女が身近にいた。その頃は社会全体が貧しい時代だった。
しかしサスペンスストーリのようなこの小説の基底を流れるのが、貧困、虐待、差別、家庭崩壊など現代社会が今も解決できない問題として提起されている。今では豊かなアメリカは幻想であってアメリカも同じではあることは理解できる。世界中でいろんな問題が未解決のまま存在している。
久しぶりに500ページを一気に読んだ本だった。
「 ザリガニの鳴くところ」 ディーリア・オーエンズ著
図書館のHPから検索してあるか確認して予約。本が貸し出されていたら何番目かわかり、また自分の予約状況も確認できるのでとても便利に利用させてもらっている。私の好きな作家の新刊書検索をしたり、アマゾンでベストセラーの本のあらすじを見たりなどして気に入りそうなのを借りている。最近記憶力の低下で読んだ本は読み終わったらすぐに忘れてしまう。 図書館の私のページは 今借りている本と予約している本の記録が残っているが、返却してしまうとさっさと消されてしまう。そうすると題名や著者名もすぐ忘れ、人に話もできない。
亡くなった母も本好きで、買い物のついでに本屋に立ち寄り数冊ずつ購入していたようで、 同居するときに本屋のカバーがかかったまま押し入れにいっぱい入っていた。カバーを外して綺麗な本は引越しの時に母の部屋に整理して並べて置いていたのだが、新聞は拡大鏡で毎朝一番に読んでいたのだが、たまに面白いよと言って私が勧めても本は読まなくなっていた。85歳になっていたのでもう無理かなと思っていたら、目の診察で白内障とわかり勧められて手術をしたら また本を読みだした。結局92歳で亡くなるまで拡大鏡と本をいつもそばに置き 読んでいた。いや読んで いるふりをしていたのかな? というのは、 何の本を読んでいるのか聞いても、ストリーを 話してくれても時代物が現代物になったりで話がつながっていなかった。きっとこの頃は 文字を追っているだけで 、頭の中を通過していなかったのだろう。
ここ数年、私は本や映画などに 感動しなくなったなと感じていてた。これも老化のせいにしていたが、図書館で気軽に借りるようになって、また読書の楽しみができてきた。 夜中に目が覚め寝られなくなったときに、読書は重宝する。面白くない本だとすぐ寝てしまう。しかし反対に面白くなると夜更かしをする。最近は 本が面白くて 寝不足になることがよくある。
昨日から読み始めた本も とても面白く、その本を離せなくなり 、夕食後にさっさとベッドに入り 続きを読みだしたら結局最後まで読んでしまった。読み終えて寝たのは午前3時半ごろになっていた。 そして今朝夫に起こされたのが8時だった。こんなことをしていたら生活破綻してしまうんじゃないかと心配になってきた。
この本は帯に全米500万部突破とありベストセラーの本だった。ほぼ私と同じ時代を生きた少女が主人公でまず共鳴してまったのかもしれない。 私は子どもの頃テレビでアメリカのホームドラマや映画を見てアメリカはすごい国だと思い込み、 その頃は豊かで民主的なのがアメリカ そのものだとずっと思って理想化していた。 日本は戦後の貧しさから脱却しようとアメリっを手本のようにしていた。ところがこの本を読んで私が育ってきた日本の片田舎とちっとも変わらなくて、 読み進むにつれてまるっきり自分とオーバーラップしてしまっていた。田舎の大人(親世代)たちは保守的で差別的で、学校で学ぶ民主的な教育との落差に反発ばかり感じていた子ども時代だった。そして、学校でもこの小説の主人公のカイアのような極貧を生きる少女が身近にいた。その頃は社会全体が貧しい時代だった。
しかしサスペンスストーリのようなこの小説の基底を流れるのが、貧困、虐待、差別、家庭崩壊など現代社会が今も解決できない問題として提起されている。今では豊かなアメリカは幻想であってアメリカも同じではあることは理解できる。世界中でいろんな問題が未解決のまま存在している。
久しぶりに500ページを一気に読んだ本だった。
「 ザリガニの鳴くところ」 ディーリア・オーエンズ著