「いくさんのお部屋」つぶやきNo.3

日頃の何気ない日常をつぶやいています。

人間は弱くなっているのか?

2006-02-22 11:22:21 | 生活
最近、殺人事件の報道が多い。気になるのは子どもが標的になってしまうことが多いのは、私にはショックなできごとだ。それは大人同士のトラブルはいささかでも両方に原因があると思える節があるが、子どもはどんな状況でも保護されるべき存在として私の中にはあるからだ。
特に最近起った、京都の宇治の塾での事件と滋賀県長浜での幼稚園児の事件は比較的近くで起った事件ということもあり、私の中にも重苦しく残っている。女の子が犠牲になるのは、性的な欲望が事件を引き起こすことが多く、それも女性の立場では絶対に許しがたいことではある。しかし前者の最近の子供の殺害は、人の心の闇の部分が起こしている。その原因は私には計り知れない部分があるのでこの場では、言及しないでおく。
社会がストレスだらけの時代。とうとう人間も狂いだしたのだろうか。私自身、数年前に自分の心の闇に気づかず、自分をせめてばかりいた時期があった。自分では全く気づいていなかったのだから、医者にも行っていない。ただ、人と会うこともいやで、何も手に付かず人が発する言葉は自分を責めているとしか思えなかったようだ。そして、そういうことになるのは自分の中に何か原因があるのではと自分で自分を責めたりもしていた。頭の中は、そのことがグルグル巡り「何でや! 何でや!」と思いながらも他のことは考えられず、何もかも手に付かず暗いトンネルの闇を抜けられずにいる感じだった。
今まで人に愚痴や悪口を言わないタイプだと自分でも思っていたし、また言ってしまったとしても、そんな自分に自己嫌悪していた。そのときには、信頼出来る友人に電話しては愚痴や悪口を言っていた気がする。考えれば考える程、闇は深く暗くなって行くようで、自分で自分がコントロール出来なくなっていたようだ。このころの私が、果たして病気であったか否かは、診察を受けていない私には判断は出来ない。時期的に見れば、更年期のころだった。私が、そのトンネルを抜け出てから、同世代の有名な歌手がテレビのトーク番組で自分が更年期障害になっていたと話していた内容が、私に比べるとかなり重症だったようだが、私の体験とそっくりである。更年期障害でホルモンのバランスが崩れていたのかともそのときにやっとに思った。
私の場合は、この愚痴をいやがらずに「わかるワ~、わかるワ~」と相槌を打ちながら長時間ただ聞いてくれていた人が周りにいて抜け出せたようだ。かなり、迷惑を掛けていたと今では思うし、ありがたくも思っている。
人は複雑な動物だとつくづく思った。人は何でもないことに傷ついたり、喜んだり悲しんだりする。人を攻撃することは、傷つく人もいるということだ。そんな人を、弱い人間と片付けるのは簡単だ。しかし、そんなに簡単に人間を弱い強いの選別で片付けて、いいのだろうか。
ますますこれからも競争社会になっていき、「精神的に強い人だけが生き残れる社会」というのはしかたが無いことなのだろうか。
それにしても、より弱い人間が被害を受けて行くのは、悲しいことだ。

NHKの番組から(ネット検索で)
http://www.nhk.or.jp/fukushi/utsu/file/18.html
更年期障害 http://www.nagara.com/women/climact.html


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