「いくさんのお部屋」つぶやきNo.3

日頃の何気ない日常をつぶやいています。

昨日のNHKスペシャル

2008-01-08 23:42:25 | クライミング
昨日の夜十時、テレビの画面に釘付けとなった。城山でご夫妻にお会いしたばかりだけに、近親感が湧いていた。沢木耕太郎著「凍(とう)」の朗読を以前聞いて頂いた人たちも何人か、電話やメールで放送の案内を頂いた。
自分の可能性を信じ、限界に立ち向かう。何かに向かっている人の目は、きらきらと輝いている。山野井さんの岩壁を見つめる目はとても印象的だった。多分、子どもの頃からそんな目でいろんなものを見つめて来られたのだろう。妙子さんは淡々としているだけに、指が無いというハンディーを見る人に忘れさせている。「指が無いとかいうのは、登るのに関係ない」と山野井さんは何度も登攀中に言ってる。
ただ、登りたいという衝動でひたすら向かうだけ。こんなにも、純粋に生きられるというのは幸せなこと。指が無いことなど、どうと言うことが無いという。ありのままを受け入れ、それでもやりたいことをやり続ける。
私の回りにも、障害を感じさせないで前向きに行きている人がたくさんいる。その人は山野井さんに負けずに魅力的に見える。
凄いことをするだけが、偉いのではないよ。きらきらと、目を輝かせて生きていることが素敵なんだよ。この番組の二人の登攀から、私はそういう風なメッセージを受け取っていた。
http://www.nhk.or.jp/special/onair/080107.html