一公の将棋雑記

将棋に関する雑記です。

今朝見た夢(2018.01.19)

2018-01-21 00:07:06 | 
19日未明に見た夢を記しておく。
大山康晴十五世名人が亡くなって、私は自宅で追悼文を書いているようだった。半分くらい書いたと思う。
場面変わって、私は沖縄を旅行しているようだった。崖のような岩場のようなところを路線バスが走っていて、停留所の名前は沖永良部、宮古島、石垣島だった。
私はひとり旅だったと思うが、乗客には知った顔がいっぱいあって、その中には、私のサラリーマン時代にユースホステルで仲良くなり、後に再会も果たすOnda Machikoさんの姿もあった。
私たちは、これはと思う場所で下車していき、どこかへ泊った。そして次の日だかに、同じ時間帯の上りのバスに乗車した。車内はやはり知った顔でいっぱいだった。
また場面が変わって、私は将棋関係者の依頼で、何かの書を揮毫することになった。場所は自宅の2階だったが、夢の中では私の知らない場所、になっていた。
表では町内会の運動会をやっていて、たいそう賑やかだった。
この室内には80年代を中心に「将棋世界」や「近代将棋」のバックナンバーが置いてあって、任意の1冊を見ると、米長邦雄九段対芹沢博文八段の棋聖戦挑戦者決定戦の観戦記が載っていた(実際にはこの将棋はない)。
将棋は米長九段がうまく指し、投了図を見ると、米長九段の銀が▲8四銀、▲6四銀、▲4四銀、▲4五銀と乱舞していた。
部屋の表からハシゴを伝って、柴田理恵が入ってきた。さらに隣の敷地に住んでいるおばも入ってきた。
その他2、3エピソードがあったのだが、そこで目覚まし時計のベルで起こされた。

だが現実の私は現在時間に縛られていないので、1時間近く布団の中でぬくぬくしていたと思う。その間に夢の続きをチラッと見た気もするのだが、よく分からない。
夢に柴田理恵が登場したのは、前夜のテレビ番組で彼女を観たからだと思う。
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2018年最初の大野教室(後編)

2018-01-20 00:06:02 | 新・大野教室
Kaz氏は佐藤氏に将棋を教わっている。居飛車党のKaz氏が飛車を振っているが、Kaz氏は振り飛車党に転向したのだろうか。
私の5局目はE氏と飛車落ち。E氏の右四間飛車に、私は玉を6二に留め、△5二玉と手待ちする。

第1図からE氏は▲4五歩と満を持しての仕掛け。△4五同歩に実戦の▲同桂が若干珍しく、いつもなら▲同銀とくる。以下△同桂▲2二角成△同金▲4五桂、という進行になる。
本譜は△4五同桂▲2二角成△同金▲4五銀△4四歩(第2図)にE氏は▲5六銀と引いたが、ここは▲4四同銀△同銀右▲5六桂と来られるほうが実戦的にイヤだった。でもこの形の▲5六桂は、上手が余しているか。

本譜は▲5六銀に△3八角から馬を作り、これは上手のペースになったと思った。
以下E氏も頑張ったが、最後は攻めが切れて、E氏の投了となった。
E氏は将棋への取り組みが真面目で、指し手も本筋を行くのだが、最後は誤魔化されてしまう。たまには気分転換で、居飛車や振り飛車で挑んでみてもいいと思うが、どうか。
さて、川口支部会員の更新を行う。今年は「将棋世界会員」を止め、ふつうの会員で申し込んだ。3,000円の出費は仕方がないが、日本将棋連盟には有意義に使ってもらいたい。
6局目はTod氏と指す。私の二枚落ちだが、正直この手合いはかなりつらい。しかしどこかでまだ、誤魔化せそうな気はするのだ。
対局開始。私は△2二銀をコッソリ保留していたが、Tod氏は▲3四歩を利かさず、駒組(銀多伝)を進めてきた。中盤、私が△4二銀と上がると、「…あれ? その銀そっちに上がれました?」とTod氏。このボケぶりが楽しい。
私の背後では、Og氏はE氏に飛車落ちで稽古を付けている。さっきの私とE氏の将棋の残骸が残っているのだが、私が感想戦でE氏に指摘した手順をここで踏襲したのか、「その手順、どこで覚えました?」とOg氏が驚いている。
しかし上手は三味線をひくので、ここから誤魔化しにかかるのだろう。
将棋は上手に厳しい展開が続いたが、こういうところで上手は、下手の好手を考えないことが肝心である。読めば読むほど上手が苦しくなるからで、ここは勝手読みで進めるのがよい。
傍らでは、対局を終えたOg氏やKom姉さんが観戦している。

局面は第1図。私の△7八とで角が死んでいるが、正直この角を取っているヒマはない。これで下手が焦ってくれればいいが、そんな局面でもない。
第1図からTod氏は▲7五桂。これが厳しい一手で、私の玉は下段に落とされ、敗勢。
しかしそこでTod氏が、当たりの飛車を▲5三飛成と切ってきたのが暴発で、私が息を吹き返した。以下はTod氏の攻めを受け切って勝ち。
感想戦で局面を戻すと、第1図でKom姉さんが▲5五金を指摘し、確かにそれで下手が勝勢だった。
Kom姉さんもなかなか強い。

これにて今日の将棋は終了。今日は6局指して4勝2敗。うち駒落ちでの勝利が3で、もう私は駒落ちでしか勝てなくなってしまった。
いつもならこれから晩飯だが、今回はE氏の希望で新年会を開くことになった。
場所はいつものビルの7階のインドカレー店の手前の、「海峡」。ビッグな鶏の唐揚げで有名な店だ。
参加者は大野八一雄七段、W氏、Og氏、佐藤氏、Tod氏、Taga氏、E氏、Kaz氏、私などの11人。
店員のひとりはアジア系の若い女性。W氏によると、今こういう職場は日本人の働き手がいないらしい。いい歳をして自由人の私にとっては耳の痛い話で、こんな遅くまで働いている彼らは本当に偉いと思う。
乾杯のあと、個人の今年の抱負を述べる。
大野七段「今年は皆さん、香一本強くなってください」
私「とくにないですけど、ブログをなるべく続けるということでしょうか。それが将棋の勉強をする、ということにつながりますので」
この店はドリンクバーがあり良心的なのだが、コーヒーメーカーが故障しており、コーヒーが飲めないのは誤算だった。
注文した料理は、鶏の唐揚げをはじめとして、どれも美味い。
みなで談笑するが、私は半分、心ここにあらずだ。
来月の支部対抗戦の話になる。私は出場させていただくつもりだが、無理なら無理でよい。
誰かが3年前の、私がU君(ドラの穴)に逆転負けを喫した話をした。
あのあとU君と打ち上げの席で一緒になり、私が角を落として練習将棋を戦った結果、私が勝ってしまった。
「あの頃とは、(U君は)飛車一枚強くなっていますよ」
と大野七段。
それは私も実感するところで、もう私はU君に平手で勝てないかもしれない。
Tod氏がFRIDAYにアンケートハガキを投函したら、久松郁実の図書カードが当たったという。それを私にプレゼントしてくれるという。私は以前も彼に同種のカードをもらっているので、今度は額面の値段で購入することにした。
私も昔は懸賞マニアで、よくハガキを出していたものである。心の余裕ができたら、また出してみようか。
楽しい時間はすぐに過ぎ、閉店時間になった。大野七段は、引き続き教室でのおしゃべりに誘ってくれたが、私は楽しめる気分ではないので、駅で失礼した。
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2018年最初の大野教室(中編)

2018-01-19 12:18:11 | 新・大野教室
4局目は新規のお客さん・Suz氏と指す。さっきKaz氏が彼と指していたのでKaz氏に勝敗を聞くと、Kaz氏が勝ったとのこと。なら私にも勝つチャンスがあると思ったが…。
私の後手で、Suz氏の四間飛車穴熊。たぶん、彼の得意形だ。私は急戦策を採り、Suz氏は▲7八銀型のまま▲6五歩と角交換を挑んできた。が、私は△5五歩とそれを避ける。
これが存外いい手で、後にSuz氏が角銀交換の駒損を甘受すべく▲5五角と捌いてきたが、これは私が有利になったと思った。
私は△8六飛と飛び出し、Suz氏が▲6六銀とぶつけて、第1図。

第1図以下の指し手。△6六同銀▲同飛△5五角▲5六飛△9九角成▲5三銀(第2図)

第1図で△8九飛成▲7五銀△5六桂▲5八飛△4八桂成に、▲同飛なら△5七角でうまいが、▲4八同金と頑張られるとその先が分からない。こちらの△7五銀も半分遊んでいるので、それを駒台に乗せることにした。
△6六同銀▲同飛に勢いは△8九飛成だが、▲7六飛で息を吹き返される。黙って△5五角と出た。
▲5六飛△9九角成には▲5三歩がイヤだ。これに△5五歩では▲5二歩成でさすがに気前が良すぎるので、ひとつは△4二金寄か。以下▲5二銀に△5五歩でどうか…などと考えていたら、Suz氏はたんに▲5三銀。これなら受け切れると思った。

第2図以下の指し手。△5五歩▲5二銀不成△5六歩▲4一銀不成△同玉▲5三金△3二玉▲4二金打△3三玉▲4三金寄△2四玉▲2六歩△1四歩(第3図)

△5五歩からはほぼ一本道。問題は▲4二金打に△3三玉と上がった手で、何も▲4三金寄と王手をさせる手はなかった。▲4二金打には△2二玉で耐えていた。
もっとも本譜も△2四玉と上に抜けて、余したと思ったのだが…。

第3図以下の指し手。▲2五銀△3五玉▲3六銀△2四玉▲2五銀△3五玉▲3六銀△2四玉▲4六歩△8九飛成(第4図)

第3図から▲2五銀。これには△1三玉でもいいが、若干怖いところもある。△3五玉と出た。
次に△4五玉が実現しては後手が勝つからSuz氏は▲3六銀だが、私は△2四玉と戻る。Suz氏は▲2五銀と出たが、私は△3五玉。この順は連続王手なので先手が手を変えなければならず、Suz氏は数手後の▲2五銀に代えて▲4六歩。私は△8九飛成の余裕を得た。

第4図以下の指し手。▲1六歩△6九飛▲3九金△5七歩成▲2五銀△1三玉▲1五歩△2七桂▲同銀△3九飛成▲1四歩△1二玉(投了図)
まで、一公の勝ち。

▲1六歩で後手もそんなに余裕はない。△6九飛~△5七歩成は駒を渡さず先手玉に迫る手だが、どうか。
▲2五銀にはまた△3五玉があったが、▲5七金△2七桂▲同銀△3九飛成▲3六歩で負ける。まあこうはならないが、△1三玉で耐えていると思った。ただし▲2五銀では、もう一手▲3八金寄と辛抱されたら、指す手が分からなかった。
本譜は▲1五歩としたが、△2七桂が相に手渡してもいい駒で、以下△1二玉までSuz氏が投了した。

感想戦は私が勝ったにも拘わらず、わりと長めにやった。Suz氏は▲2五銀~▲3六銀のあたりを、「千日手にすべきでしたか」と言った。しかしすぐに「連続王手でしたか」と訂正した。
私としては、わりとうまく指せたと思う。
(つづく)
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2018年最初の大野教室(前編)

2018-01-18 00:21:34 | 新・大野教室
6日(土)は大野教室の2018年初日で、私は午後4時過ぎに顔を出した。
Tod氏、Taga氏にE氏、Kaz氏とだいたいいつものメンバーが揃っているが、Kur氏がいるのが珍しい。Kur氏は女流棋士との指導対局会にたびたび参加しているが、その流れで教室にも興味を持ったのだろう。
スタッフのW氏に新年の挨拶をする。みな晴れやかな顔をしているが、私だけシケた面である。
今年から大野教室はリーグ戦を再開した。私もW氏に参戦を打診されたが、丁重に断る。あまり教室には来られないので、フリーで指す方が気が楽だ。
新年1局目はU君と戦う。U君は昨年12月24日に行われた埼玉県グランドチャンピオン戦で見事優勝を果たした。U君の実力はみなが認めているところだが、強豪が集うこの大会で、優勝するとは思わなんだ。U君は私の想像以上に強くなっているのかもしれない。
といっても私も負けるつもりはサラサラなく、闘志を燃やしての対局開始。
私の後手番で、四間飛車に振った。U君はいつもの左美濃。私が動いて銀交換になり、それを△4七銀、と▲5六の金取りに打ち込んだ。U君は▲4五銀と受ける(第1図)。

私の左ではSar君とKom君が平手戦を行っていたが、Kom君が優勢だ。そして最後も勝ち切ってしまった。
私とSar戦は私の2勝10数敗なので、これだと私とKom君の力関係がおかしくなってしまう。いずれにしても、子供の棋力の伸びは早い。
第1図では後手互角以上、の判断だったが、「正月だから行ちゃえ」と△4五同飛と切ったのが無謀だった。以下▲同金△3六銀不成とするも、U君に黙って▲3一飛と打たれては後手いけない。
私の指し手は植山悦行七段が嫌う「先手の駒を捌かせる手」で、半分お手伝いみたいなものだ。これじゃあ勝てるわけがない。

そして部分2図から▲9五歩△同歩▲9二歩△同香に▲5三桂成が決め手。これを△同金は▲6二歩△7一金▲9一銀で決まる。
私は桂成に△5一金引と辛抱したが、U君にうまく寄せられた。
感想戦。第1図の▲4五銀には、黙って△5六銀成とするのがよかったようだ。以下▲同銀に△5四歩の突き出しが継続の好手で、▲4五歩には△5七金と絡む。この順に進めば後手が有望だった。
もっともU君は感想戦で相手を立てるので、△5六銀成の順なら、それはそれでいろいろやってくるのだろう。
2局目はKur氏と戦う。Kur氏とはLPSA駒込サロン時代から指しているが、その時は私の角落ちだった。Kur氏は「銀桂落ち」など変態的な手合いを好むが、本局は飛車落ち。ふつうの手合いはいいとして、なぜ昔より私の手合いがキツくなっているのだろう。
対局開始。Kur氏は意外にも普通の飛車落ち定跡できた。私も普通に指していたら7~8筋を攻められ、普通に悪くなったのに愕然とした。

第1図からKur氏は▲7二歩としたが、これが△7七馬を見落とした大落手。以下▲8九玉△8七馬▲7三成桂△5一玉▲7八歩△8五桂▲6八金寄△9七桂打▲同香△同桂不成▲9九玉△9八香(投了図)まで、下手玉が詰んでしまった。

この将棋を上手が勝つのは申し訳ない感じ。Kur氏はあんまり自分がよくなったので、気が緩んでしまったようだ。
3局目はKob君と戦う。Kob君との初対局は私が飛車(以上)を落としたはずだが、Kob君にやる気が感じられず、私は負けた記憶がなかった。
しかしここ1年くらいの間にKob君は将棋への接し方を変え、真面目に取り組んできた。その成果が将棋にも表れ、私は角落ちで勝てなくなってきた。
今日は平手戦だが、私は気を引き締めて臨んだ。将棋は先手Kob君の向かい飛車。私は天守閣美濃に組み、Kob君は銀冠を構築した。
中盤、Kob君が▲6五歩△同歩▲6八飛と進めたのが疑問の構想で、私は△7三桂と歩を守り、有利になったと思った。
手に窮したKob君は▲2五歩△同歩▲2六歩と、玉頭から強引に手を作ってくる。
以下△同歩▲同銀に、私はヒョイと△2五歩。▲同銀でも▲同桂でも△2四歩で駒得になるが、この瞬間Kob君に▲2四歩と先着され跳び上がった。これを△同玉なら▲2五銀で先手の調子がいい。それでも本譜は△2四同玉と取るしかなかったが、▲2五銀△3三玉▲3五歩で、先手が好調の運びになった。
以下、だいぶ進んで終盤。私が妖しい手を連発して追い上げたと思ったのだが、△2七歩に▲1七玉と小部屋に上がったのが当然ながら好手で、後手の負けが決まった。

第1図から▲7三角△9二玉▲7四成銀△7一桂▲7二金△7三桂▲9五歩まで、私の投了。
昨年はKom君に平手で負けたが、ここでも少年に平手で敗戦。ホントに子供は強くなるのが早い。
(つづく)
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クイズ・正解は1年後2018<男性棋士編>

2018-01-17 01:27:16 | 将棋雑記
「クイズ・正解は1年後2018」の男性棋士編を記す。

1.羽生善治竜王の100期目タイトルは「棋聖」。

2.新名人が誕生する。

3.渡辺明棋王がタイトル戦の挑戦者になる。

4.藤井聡太四段が公式戦通算100勝を達成する。

5.中尾敏之五段が順位戦に復帰する。

6.藤井四段が天童or姫路城or関ケ原の人間将棋に出場する。

7.桐山清澄九段が公式戦通算1000勝を達成する。

8.藤井四段が六段に昇段する。

9.昇段者は16~18人。

10.「将棋世界」が増ページされる。

答え合わせは今年の年末になるが、その時の私はどうなっているか…。
想像もつかない。
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