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突然の別れ

2012-03-13 10:47:13 | 日記(~2023年)
1ヶ月前の午前10時、末妹(三女)から「お父さん死んでもた」と電話があった。

何を言っているのかすぐに理解できなかった。
最初のほうの言葉は聞き取れたものの、それからは泣きながら何を言っているのか分からない。

とにかく父の住んでいた場所(隣県)へ向かう準備をした。
もし父が亡くなったのが本当なら再び大阪に帰ってくる時間はない。
亡くなったのを自分で確認もしていないのに、喪服やらお数珠、着替えを用意している自分が薄情に思えた。

主人に電話すると、仕事の都合をつけてくれ一緒に父の所へ向かった。

体調が悪いとは聞いていたが、命の危機が迫っている病気ではなかった。
月曜朝、出勤しない父を心配して同僚が訪ねたところ、トイレで倒れていたらしい。
救急車を呼んだけれども、既に冷たくなっていたので、警察に確認してもらうことになった。
父は施錠に関しては昔から無頓着で、玄関のカギをかけておらず、これが早い発見につながった。

もう一人の妹(次女)、妹の主人達、おばさん(父の妹)も駆けつけ、父が倒れて亡くなっている姿を確認したが、私が到着した時、父の遺体は既に警察に運ばれていた。

検死が終わり、ようやく父と会えた。

冷たいステンレスの台にじかにのせられた父の遺体はあまりにも可哀想で言葉にならなかった。
まるで寝ているみたいだったけど、父の体には氷のように冷たかった
人は死ぬとこんなに冷たくなるのか…と思うほどでした。

検死の結果、死亡推定時刻は前日の夕方
発見されるまで約12時間
複雑な家庭の事情や父の性格上、一人暮らしは仕方がありませんでした。
独りで死んで12時間もそのままだったのかと思うと、やりきれない気持ちでいっぱいです。
ただ、本当に安らかな顔をしていたのが救いでした。

父の遺体を葬儀会館に運び、お寺さんに電話をし、会館の方と打ち合せが始まり、落ちつく間もなく、お寺さんが来られ、枕経をあげていただきました。
父の会社の方や親族(私達が知らない)が次々と来てくださり、落ちついたのが深夜近くでした。

近いうちに家族旅行を!と言っていたのに、結局できず仕舞い…
通夜の夜、棺桶に入っている父と3姉妹家族全員が集まり一夜を過ごしました。


発見の日から丁度1ヶ月
あまりにも突然過ぎて、一番父の死を理解できないのは父本人かもしれません。
いろんなことがバタバタしたまま過ぎてしまい、あの時の判断は間違っていなかったか悩む時があります。

今はお不動さまに導かれて浄土を目指していると思います。
無事に浄土に行けますように

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