今日もイキイキ

思うままに綴っています
ブログによって新たな自分を発見!?

3年経っても

2014-03-11 18:53:13 | 日記(~2023年)
東日本大震災から3年が経った。
被災者の方々の生活や東北の現在の様子をTVで拝見しました。

3年前と同じで何も言葉がでません…

家族を失い、家を失い、夢描いていた未来を震災で一度に奪われた方々、生きる希望を失い自ら命を絶った方もたくさんおられます。
復興も進んでいません。
どんなに被災者の気持ちに寄り添おうとしても、その隔たりは大きい…
人生が一変し、想像を絶する辛い気持ちを抱えながら生きている被災者の方々を見ると、人間は試されているのではないかと思うことがある。
情報に流されて、大切なことを考えなくなった人間への警告にも思える。


過去にも同じような地震や津波があった。
その時の教訓が後世に伝えられていたにもかかわらず、人はそれをだんだん忘れていく
そして同じことが繰り返される。

‘天災は忘れた頃にやってくる’

教訓を忘れずに難を逃れた人がいる。
津波を想像できず避難しなかったために、また、避難したにもかかわらず、津波にのまれてしまった方もいる。
それは誰の責任なんだろうか?
まだ判断のつかない子供なら、保護責任がある大人の責任かもしれないが、判断できる大人なら?
適切な避難誘導をしなかったと管理責任者を責めたくなる気持ちはわからなくはない。


例えば、とても美味しそうなお饅頭がある。
お腹を空かした者はそれを食べようとしている。
しかし、あなたはそれには毒が入っていることが分かっている。
皆も毒饅頭の見分け方を知っているはずなのに、空腹のためか見た目や臭いに惑わされてそれを忘れてしまっている。
皆は「大丈夫だよ!一緒に食べよう!」とあなたを誘う。
それでもあなたは皆と同じように食べる?
皆が「大丈夫」と言うからと毒饅頭を一緒に食べる?


最終的に自分の身を守れるのは自分しかいない。
自分や自分の大切な人を守るためにできることをしっかりと考え、忘れないように時々思い出す。
人間はいつかは死ぬという事も忘れてはいけない。
被災者は否応なくこの辛い問題を突然突きつけられている。

被災していない者がどれだけ真剣に考えられるかが未来の災害の規模に現れるのではないかと思います。