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真実の愛は間接的に

2009-01-06 10:09:50 | 感想
「自分に気づく心理学」加藤諦三(PHP文庫)

”真実の愛は間接的に示される”(文庫175ページ)

例えば、親子関係において直接頭をなでて「いい子だなぁ」というのは直接的な愛情表現
一方、その子が欲しがっているものを求めて、疲れた体にむちうって歩きまわるというのは間接的な愛情表現
間接的に愛情を表現するためには、その子供の心を理解する能力を必要とする
他人の心を理解する能力のある人の表現する愛情は本物であろう
直接的に表現される愛情には必ずしも相手の心を理解する能力を必要としない

という内容のことが書かれていた

この本を読んでここ数年心に悶々としていたものが解けたようだった
同じ言葉でも、Aさんに言われるのとBさんに言われるのとでは全く感じ方が違うということは誰にでもあると思う
この違いはなんだろう…とずっと思っていた

その答えは
どれだけ相手の心を理解しているかどうかだったのだ

以前(12/27)のブログに書いたことがまさしくこのことだったのだ
私の気持ちが置き去りになっている感じがして「本当に私の事を心配してくれているのか?」と心のなかで私を相手を責めていた
そんな自分がとても嫌だったのだ


この本を読んで、間接的な愛情(真実の愛)を求めすぎていたことに気づいた
本当の親子でさえ真実の愛で満たされることは難しいのに…
自分でよく分からなかった感情の原因がわかり、これからは求めすぎて相手を責めることはないと思う