こんにちは いけや正の 晴れ時々スケッチ  

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シュマリ 手塚治虫作品

2018年04月10日 | 日記
 先日、上野の不忍池のほとりを歩いていたら骨董市が開かれていた。
面白いものがいっぱいあって見ていて飽きない。
何か買おうとするが、私には骨董品の真贋を確かめる目がない。
江戸から明治、大正あたりの古文書や古本の店もあった。
乱雑に積まれた雑誌の中に、手塚治虫の「シュマリ」の単行本1~4部を
見つけた。たまたま、先日、新聞の連載記事に「シュマリ」の書評を読んだばかり。
偶然にしては出来過ぎ。一冊300円。4冊を即購入。
 やっと読み終えた。戊辰戦争、最後の戦いであった五稜郭の戦いから
始まる壮大な読み物。先住民アイヌの人たちと侵略者和人との闘い、北海道の
雄大な大自然を背景に「シュマリ」と呼ばれる元幕臣の生き様。
 手塚は、どうしてこんなことにまで想像をめぐらすことができたのか。
「鉄腕アトム」は有名だが、
私には「アドルフに告ぐ」「火の鳥」などの印象が強い。漫画家以上の漫画家。
そのスケールの大きさに改めて感嘆する。

昭和51年4月初版となっている。私が就職した頃になる。

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