南海トラフ大地震の新たな想定被害が発表された。新たな想定被害は若干減少したものの、その被害規模は壊滅的なもの。
とりわけ、10万人もの被害者が想定される静岡県には御前崎の浜岡原発、四国愛媛県には伊方原発、鹿児島には川内(せんだい)原発が。大地震で電源喪失、原子炉を冷やす大量の水の供給ストップなどが起こればたちまち手のつけようがない放射能事故に。津波だけではない原発事故の怖さと隣り合わせ。
南海トラフの大地震で、太平洋ベルト地帯の日本の主要都市部が壊滅的な事態に。そこに複数の原発事故が重なれば、日本壊滅は現実的なものに。
政府は原発の再稼働、新増設へと舵を切った。東日本大震災の福島原発事故などなかったかの如く。原発産業を牛耳る大企業の思惑に従う自公政治に日本国民の命を守ることはできないのでは。

葛飾区東水元にある日枝神社。かつては地元の鎮守。水元公園の整備に伴って現在地に移転。創建は1663年(寛文3年)という。関ケ原の合戦から63年後。一帯は広大な湿地帯と水田が広がっていたのだろう。