イーダちゃんの「晴れときどき瞑想」♪

美味しい人生、というのが目標。毎日を豊かにする音楽、温泉、本なぞについて、徒然なるままに語っていきたいですねえ(^^;>

徒然その186☆<Maxwell’s Silver Hammer>by イーダちゃん☆

2014-11-04 23:26:34 | ☆イーダちゃん音楽工房☆
                 


 Hello、ところで貴方、ビートルズの「アビーロード」ってアルバムはご存知でせうか?
 僕は、むかしっから骨がらみのビートルズ・フリークなんだけど、傑作という呼び声の高いこのラストアルバムは、実をいうとあんまり自分内では評価してなかったんです。
 僕はね、初期---ええ、圧倒的に初期のビートルズが好きなんっスよ。 
 だってね、後期のビートルズには、やっぱ、ある程度の計算が見え隠れしてるじゃないですか。 
 世界的にビッグな存在になったビートルズって看板を汚さないようにっていうプライドと、自分たちの牙城を守らなくちゃ、というなんとも世俗的な保守の香り。
 それに、ゆれ動く音楽シーンのなかでNo.1のアルバムをたえず出しつづけなくちゃいけないっていうプレッシャーと、この馬鹿げた異常な人気がある日ふいに陰るんじゃないかといった、ほとんど日常化した恐怖の感情。
 僕は、後期のビートルズを聴くたびに、そういった世俗臭をどうしても嗅ぎつけちゃうんですよ。
 ベンチャー企業を起業して一代で大成功した社長の日常じゃないけど、そのような香りが後期ビートルズの背広の肩先から匂い立っているというのが、いわば僕の偽らざる印象なの。 
 だもんで「アビーロード」は、僕、申し訳ないけど、最初に購入した中学のころからあんま聴きこんでないんス。
 なんか落ち着きすぎてるっていうか、もしくは、佇まいがクラッシクの音楽家みたいになっちゃってて、どーしても敬遠したい気味になってきちゃうんですよ。


                       


 でもね、今日ひさびさに時間があいたんで、何気にギターをいじってたら、なんか「アビーロード」のなかの「Msaxwell's Silver Hammer」のメロディーが胸中にふいに去来したの。 
 これ、マッカートニーの曲ですよね。
 僕はビートルズでいえば、骨がらみのジョン・レノン・フリークですから、ポールがやたら幅を効かせてるこのアルバムは、なおのこと気に入らなかった。
 でも、まあこういうのってきっとなんかの「縁(えにし)」かもしれないから、ま、ひさびさ「アビーロード」を聴いてみようって気になって、ちっと聴いてみたわけですよ。
 そしたらね---ブッ飛んだ。
 いや、すげえや、ビートルズ!
 完成されすぎてて、「I Feel Fine」のころの勢いと輝きとはもうとうになくなってるんだけど、なによ、この異常な完成度とアルバム全体に立ちこめている、一種いいがたい、老成したような哀愁まじりのふしぎな空気は…。
 やっぱ、ビートルズっていうのは、60年代を駆けぬけた超クリエイティヴな天才集団だったんだ、と思ったな。
 ただ、ジョージもあとのインタヴューでいってるんだけど、「Maxwell」のこのアレンジはいただけません。
 凝って時間をかけすぎた---ジョージによると、ビートルズはこのアルバムのこの曲にいちばん時間をかけてレコーディングしたそうです---弊害が出てると思う。
 メロディーとコードなんかは、キュートでキャッチーでサイコーの曲なのにねえ。
 うん、この「Maxwell」は、小編成のバンドでプレイするのがいちばんいいんじゃないのかな?
 古びた、調律の狂ったホンキートンクのピアノと、生ギターと、あとウッドベースくらいのごくごくシンプルな編成で。
 そう思ったら、がぜん創作意欲がわいてきて、1時間ぐらいでアコギ2台のアレンジを考えて、2時間ほどで、これ、録音しちゃいました。

 
       youtube iidatyann    <Maxwell's Silver Hammer>by イーダちゃん    http://youtu.be/JiVNFiKtJ1s


 もー 荒々---ミスタッチはあるわ、歌は下手だわ(謙遜じゃなくてホントに下手なの)、リードはさらに下手だわ---でも、このビート感はちょっと気に入ってます。
 いくらか古風なラグタイムみたいにやりたかったんだ。
 サイドギターはちょっちピアノを意識してます。
 ハンマー音は、ギターのヘッド部の弦でのストローク。
 ま、論より証拠---イーダちゃんお手製の<Maxwell's Silver Hammer>の即席ラグ料理---聴いてくれたら嬉しいです---。(^o^;>
     


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