イーダちゃんの「晴れときどき瞑想」♪

美味しい人生、というのが目標。毎日を豊かにする音楽、温泉、本なぞについて、徒然なるままに語っていきたいですねえ(^^;>

徒然その196☆追悼・太極拳野郎<ドン>!☆

2014-12-31 14:31:59 | 身辺雑記
                          


 2014年12月30日、つまりは昨日---太極拳の師範代をやっていた友人のドンが亡くなりました。
 僕は、非常にこのオトコが好きだった。
 まえの会社にいたときは、お菓子をもらったり、一緒にミット叩きしたり、あるいは皇居の東御苑をぶらぶら散策したり、神保町をうろついてラーメンを喰ったり、体幹づくりのための一本歯の下駄を上野まで買いいったり---それこそいろいろ遊んだもんです。
 そうそう、いつかSの件で人間凶器のS5段とHを叩きのめしにでかけようとしていた怒り沸騰中のオレを、もちまえの冷静さと良識でとめてくれたのも君だったよなあ。
 僕の格闘技関係の知識は、ほとんど、彼から教わったものなんです。
 あの天才・王向斉も、意拳の澤井健一も、垂木斬りの中村日出夫も、僕は、ぜーんぶ彼から教わったの。
 友人の格闘技マスターであるプロフェッサー、ムエタイ野郎のサトー氏と3人で遊んでたとき、僕は冗談で、このなかでいちばん先に逝くのはどう考えてもドンだよなあ、偏食だし、野菜食わなすぎだし、なんていって皆で笑ったりしてたけど、まさかその予言がこんな形で実現しようとは……
 運命の悪戯ってやつに、いまはコトバもありません。

 ドンは、ここんとこずっと体調がわるく、会社を休んでたっていうのは、僕も聴いてました。
 30日の夜に、自宅のプレハブでなんかポン酢をつかった食べ物をつくってる最中かに、どうも倒れたらしい。
 で、見つかったときは、もうすでに手遅れだったとか…。
 僕は、血管・循環器系の不調だって聴いてたけど、わるい体調とつきあいながら、この後もちょこちょこつきあったりしていけるものだとばかり思ってました。
 ねえ、太極拳の師匠である江東癡半(ちはん)先生は、君の訃報をもう知っているのかしら?
 いろんな想いがアタマをかすめます。
 まだ、葬儀の情報とかは入ってきてないんですが、仕事のあいま、実家の春日部までぜひお別れにいきたいですねえ…。



    <ドンに捧げる唄>

 それにしてもドン---
 早いよ、早すぎるって、その逝去はさあ
 だって、まだ君、40代じゃん…
 オレ、今年夏に君とサトー氏との飲み会企画しつつ
 もちまえの多忙さからそのプロジェクト放棄したこと
 いま、スゲー後悔してる
 やっときゃよかったなあ…
 もいちど話せればよかったなあ…

 けれども、今朝の空はそんなオレの気も知らずに超・いい天気
 今日は、極上の大みそか日和ときた
 オレ、さっきまえの職場の仲よかった連中にずっと連絡入れてたんだ
 超・青い空をなんとなく見上げてぷらぷらと歩きながら

 君が逝ったって実感は、まだあんまない
 ていうか、人生の大事っていっつもこんな感じでリアルティーないんだよなあ
 ひとつだけたしかなのは、もうドンとは2度と会えないって事実だけだ 

 さらば、春日部産の太極拳野郎---愛しのドンよ!
 月並みな追悼の文句は、オレ、いまはあまりいいたくない
 オレがいつかそっちにいったら、また一緒にミット叩きやろうぜ
 うん、その件だけとりあえずは約束だ…



                   
                           <2009.1.12.皇居東御苑にて太極拳するドン>


P.S.ドンへ
 さっき上海に帰省中の癡半先生に君の訃報伝えた。
 先生、とてもびっくりされてた。
 日本に帰り次第、オレに連絡くれるそうだ…。

 


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2 コメント

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お疲れ様です。 (サトー)
2014-12-31 16:54:52
 ここに書き込む件が、この内容なのは非常に残念です。

 一応それなりに連絡を入れて会えていたのですが、それでも最後に会えたのが11月の友人の合気道演武大会を
見に行った時でした。12月はお互いに忙しくて、タイミングが合わなかったんですよね。

 自分もイーダさんと同じで、いろいろな事をお話していただきましたね。中国武術の事、太極拳の事。

 自分がある程度強くなれた経験の大半は以前の職場でのドンさんやS五段のおかげですので、できればもっと
いろいろとお話したかった。少しでも強くなった自分を、お見せしたかった。残念です。

 メールでもお話しましたが、一緒に練習していた頃の動画を見返しております。ドンさんの希望で「もっと実戦的な練習をしたい」との事でしたので、
純粋な太極拳の練習とはちょっと違っていますが、自分が持っている知識や経験をフル回転させて作った練習内容。
今見ると粗も目立ちますが、喜んでもらえてますね。嬉しいやら、悲しいやら。

 ドンさんとの練習で得た手応えが、俺の動きや技に今でも活きてますよ。

 ドンさん、俺の中の貴方は、こんなに元気です。

 もっともっと、会いたかった。いろいろ話したかった。

 喜んで、楽しんで、強くなってもらいたかった。

 できれば今は、安らかにね。
返信する
サトー君へ (イーダちゃん)
2015-01-01 20:19:21
サンキュー、佐藤君!
動画届きました。

で、見て思ったんだけど、ドン、ぜんぜん元気じゃん。
とても死ぬほどの病人には見えないよなあ。

ドンは、フツーだったら囚われてしまう年齢の壁なんかにはまったくこだわらない、
柔軟な心をもっていて、年下の佐藤君のことを非常に尊敬していました。

マジ、楽しそうにやってるよなあ…。
血管キレそうにゃあ、とても見えないよ。
寿命がつきそうな病人にもまったく見えないってば、ドンよぉ。

明日、八角さんにドン実家のアドとTEL教わる手筈です。
昨日は突然すぎてびっくりのみだったんだけど、今日からはむしろ淋しさがしんしんやってきました。

俺がSSCWなんかときどきいってたのは、あくまでドンがいたからであって、
今回のこの件でやっとSSCWと縁が切れたのかなあ、なんていま思っています。

前に俺、バンドの面子を事故で亡くしてるんだけど、そのときよりきてるなあ…。
人生ってそーゆーもんなのかもしれないけど、これから先、俺ら、このような想いを何度噛みしめなくちゃいけないんだろうね?

ま、でも、負けやしませんぜ。
できたら1月中、スクラム組んで、ドンを送ってやりましょう。
あくまで雄々しく、空のなかですれちがう雲同士のようなぶっきらぼうの風情でもって…。

じゃ、また近いうち!
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