みれいの近郊生活(ITI)

変えられる事も・変えずに済む事も重要

動作に至る思考が違う

2016年02月17日 | 雇用・仕事・生活費
列車が駅のホームに差しかかってからドアが開くまでの時間と
同じくらいの時間で1台分の作業をこなさなくてはならないライン
がわたしが働いている工場にはあります。
それは製品が来たらいくつもの作業を行い、約25秒後にはまた次の
製品が来るという状態です。
月曜日にはグルカ兵やシェルパも出しているネパールから来た人が
日本語で「きのうはホント暑かった」と言いながら1本3秒でネジ
を締めていました。
約30秒間隔だったのが今年から増産のため約25秒間隔に詰まっても
ついていけるのです。

人によって脳に違いがあり
動作に至るまでの思考も違うようです。なので
[いーちにーさーんしー]の調子で手を動かす人もいれば
[いち、に、さん、し]の調子で手を動かす人もいれば
[いちにさんし](シャシャシャ)の調子で手を動かす人もいます。
現在は速い人に合わせているので「誰にでも出来る仕事」とは言
えません。
かといって遅くすると速い人は退屈してしまい「単調な単純作業」
と感じておしゃべりをしてしまうようです。
それを
経営側が見れば快く思わないわけで。

わたしが男の体を自分の体だと感じないなか調整しながら作業を行
っているのを
前の職場では
「着実に/丁寧に/しっかりと」やっているとも見ら
れていたのが、
今の職場では
「ゆっくり/のんびり/ダラダラ」やっていると見ら
れているようでプレッシャーがかかります。

このような個人差は
適材適所や能力に応じた仕事の割り当てが個別対応でなされている
職場
では特に問題にならないと思われますが、
決められたことを決められた通りに決められた時間内にこなさなく
てはならない職場
もあり、個人差も認めないのであれば
「脳の機能障害」とでも説明しないと分からないかも知れません。

~~~~~~~~~~
川崎の老人ホームの事件のニュースを見て思ったのですが、
人手不足~過重労働の悪循環の構造(バスも同じ)があるなか
向いていない(適性に欠ける)人が従事していれば、
仕事が思うように進まない憤りから、かんしゃくやパニックが起こ
り、それが虐待にも結びついていくのではないでしょうか?。


人気ブログランキングへ
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする