縄文の風

「北黄金貝塚公園」を中心に
噴火湾沿岸の遺跡情報を発信します。

「縄文土器」の解読がおもしろい。

繊維土器03

2021年08月15日 | おらの一品

繊維土器03

粘土水に浸したり塗っただけなのにしっかりした土器にできたと思います。

弾けた所は「空気」が入っていて破裂したのでしょう。

麻紐の結び目の所ですが粘土がしみ込まなかったかもしれない。

自分でやってみなければ分からないが楽しい体験となりました。

最古の土器

大平山元Ⅰ遺跡(おおだいやまもといちいせき)から発見された土器が炭素14年代測定法によって、約16,500年前のものであると推定されました。青森県の産地です。拡大した画像ですが

拡大して提示していますが、薄手で無紋土器のようです。述べたいことは、土器の内部を見ると黒くなっていることです。黒いのは「炭化」していると思われます。土器の中の炭化物が燃えて黒くなっているのが見えると思います。「繊維土器」ですと言いたかったのです。

積み上げる土器づくりは、ずっと後の時期のようだと感じます。ほとんどの土器は「繊維土器」のようです。現代ヒトの繊維土器を製作した事例は見つかりませんかね。課題の多い土器製作技術ですね。

追記

☆先にひもや糸に粘土を染み込ませた後に本体に張り付ける。

  縄文楽 浄山

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