土偶の謎解き
縄文時代のすべての謎を解くには常に次の言葉が重要であると考えている。
それは「全てのものに命があり全てが共に生きる」(縄文の心)という決まり文言であり、このことを忘れて縄文時代の謎解きはできない。
北黄金貝塚情報センターには開園当時(2001年)から掲示されている。すごいことだと思っている。
これを「縄文の心」と言っている
土偶はすべてが人の形をしている。生きモノをヒトと思われ人化することによって全ての生き物が人と同じ扱いということになる。
土偶は生き物の繁殖力、生命力等にあやかろうとしてお守りとしていたと考える。
国宝級の「中空土偶」というのがある。中空土偶というのは頭の上をよく見ると穴が二つ開いている。これで生きモノの正体がよく分かる。これに気が付かなかったら人と見られる。なぜならここに角があり角が再生して「オガル」というような生命力を示している。
シカのヒト化した姿です。
変わった土偶があります。自分でも驚きました。
「カメムシ土偶」と勝手に呼んでいるおもしろいのがありました。
他の生き物かも・・・。
だれも「カメムシ土偶」など信用する人はいるでしょうか。
効力は「魔除け」でしょうか。
このようにして考えるとほとんどの土偶は「生きものをヒト化」で解決できると考えます。
土偶の働きは
「産む」「生きる」などと思われる。土偶の仕組みは次回以降の課題です。
縄文楽 浄山
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