縄文の風

「北黄金貝塚公園」を中心に
噴火湾沿岸の遺跡情報を発信します。

「縄文土器」の解読がおもしろい。

春を待つ「水煙把手土器」

2019年03月10日 | 土器
草木が育つよう
  山梨県 安堂寺遺跡 
      水煙把手土器
「なんだ これは」
当初は、このように思いました。

テングタケが四つ外壁に張り付いた土器があります。

意味のある土器に、ちがいないのです。
見当がつきませんでした。

♢無紋様は、雪 を表します。

♢四つの部位の作りが異なるようだ。

♢下に伸びた二本線は、雌雄がセットで芽を出したり成長するという意識なので「根」に当たります。

このような事から、思いもしない結果になりました。

『草木の芽が出ることを願う』

♢葉 
火炎土器と同じで肩が張る所から地上(地表)と考えています。
よく見ると、地下から地上に張り出すようにつくられているものがあります。
葉が地上に広がる様子ととらえました。

♢火炎土器では、刺突紋を波状紋として扱いましたが、その上に線が引かれています。そして上に雪が積もっているのです。

♢茎
上下に長い線を折り曲げています。ぐんぐん伸びるようにでしょうか。

♢芽
雪の上か中かわかりませんが、丸い穴がありますが意味のある大切なものでしょう。

今後も、土器を吟味していこうと思いますが、身近な生き方を表していると思いました。

  縄文楽 浄山
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