縄文の風

「北黄金貝塚公園」を中心に
噴火湾沿岸の遺跡情報を発信します。

「縄文土器」の解読がおもしろい。

「縄文ドキッ27」(雨乞い)

2022年03月11日 | 長良川土器

塚原遺跡の縄文土器です。以前にも扱っていて、長良川に関係する土器で上部を「川霧」と説いていました。

祭祀用の土器で川面の「川霧」は少し表現が軽い感じがするので「雨雲」に変えています。

それに、この土器の「下半分が無地」の所が気になっていたのです。


川の流れを半分消すようなことをしているのです。その意味は川の水が少なく枯れているということでしょう。

生活環境は「長良川流域」で、土器の体型から「祭祀用土器」と思いました。

「雨乞い」という設定は、思い切った事で驚いています。

「川の水も枯れて、草や木も十分に育たない。食べ物も少ない。」

このような感じで「雨乞い」をして「川霧」や雨が降るように願うための土器としました。

縄文楽  浄山

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