塚原遺跡の縄文土器です。以前にも扱っていて、長良川に関係する土器で上部を「川霧」と説いていました。
祭祀用の土器で川面の「川霧」は少し表現が軽い感じがするので「雨雲」に変えています。
それに、この土器の「下半分が無地」の所が気になっていたのです。
川の流れを半分消すようなことをしているのです。その意味は川の水が少なく枯れているということでしょう。
生活環境は「長良川流域」で、土器の体型から「祭祀用土器」と思いました。
「雨乞い」という設定は、思い切った事で驚いています。
「川の水も枯れて、草や木も十分に育たない。食べ物も少ない。」
このような感じで「雨乞い」をして「川霧」や雨が降るように願うための土器としました。
縄文楽 浄山