だれにでも納得する理由を
縄文土器を解読していて新たな問題点がいくつか出てきました。
次の3点が主な問題点です
❶下地が「繊維土器」であること
最たる土器で富山県の「バスケット土器」があります。 下地だけの姿に見えるのです。
これが土器なのかとだれでも思うだろう。これが粘土でできているのでしょう。
この複雑な模様は細かな繊維質で作らなければ細工はできないでしょう。
きっと、繊維で作って「粘土」をしみ込ませて粘土の土器に作ると考えます。
❷模様に施文具を使用していない土器が多いのです。
北黄金貝塚の土器の腹面ですが縄文模様を拡大して見ました。
模様の凹凸を見ていて上から押しつけたものか下の模様が浮き出たものかどちらかです。
どちらに見えますか確かめてください。
一体どのようにして細かな作りの下地を製作したのか大きな課題となっています。
❸煮炊きをしたという土器があるのか
土器で煮炊きをするというのは常識になっています。大体「火焔土器」でさえ煮炊きをしたと説を述べる人もいます。
これらは本当に多くの専門家は、納得して認めているのかです。上の土器ははっきりしています。
まず煮炊きをした土器かどうかを確かめることが先決だと思います。そしてだれが考えても煮炊きをしたと確信できる証拠を探す事です。
結論は繊維土器でしたら煮炊は無理と考えています。
以上の三つの問題は今の専門家の論からいえば大きな課題を出したことになるでしょう。
土器の模様は、「デザインだ」で押し通すのは、現時点では無理である。
早急に「土器の解読」が望まれます。
常に気になっている課題を述べました。
縄文楽 浄山(北黄金貝塚ガイド 小倉定一)
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