縄文の風

「北黄金貝塚公園」を中心に
噴火湾沿岸の遺跡情報を発信します。

「縄文土器」の解読がおもしろい。

25三内丸山(土器の発展?)

2021年11月01日 | 三内丸山

1、土器の発展 
土器の発展ということはあるのだろうか?
土器は、今、生活し住んでいる世界を「器形」と「模様」で表現しているのです。 

「おらの世界を土器に表す」

2、土器の解読
ここに、北黄金貝塚と三内丸山遺跡と火焔土器といわれる土器を見て矢印を付けたが、この順に発展しているとみるにちがいない。このように見てしまう。



現代ヒトの発展は「速さ」 「便利さ」 「楽さ」等で決定している傾向がある。簡単から複雑という方向もあるようだ。

火焔土器が最高の土器だと言われるが、現代ヒトの価値観で言っているだけで一番気を付けるべき点だ。
縄文ヒトの見方は「頭をださない、全てが共に生きる事」である。

「火焔土器」は信濃川流域の縄文ヒトが「おらの世界を生きるために祈って造った捧げ物」と考える。
「北黄金貝塚」の縄文ヒトが底のない円筒型土器を造るのと変わりはしない。

おらの土器には「生きるための願い」がこもっている。どの地域の土器も同じである。土器に器形や模様のちがいはあるが同じ価値観のモノである。価値の高低は認めていない。地域差は発展といわない。

縄文楽 浄山

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