縄文の風

「北黄金貝塚公園」を中心に
噴火湾沿岸の遺跡情報を発信します。

「縄文土器」の解読がおもしろい。

「土器(06)」(住居の形)

2020年08月24日 | 闇の縄文

土器の上から見た形が、竪穴式住居の上から見た形と同じでないかという仮説を立てた。そして「鉢形土器」は竪穴式住居の「竪穴」でないかと期待している。縄文土器のほとんどが口縁が「円形」なので竪穴も上から見ると円形に見える。「隅丸」も円形に入っているとも思える。

ここで、上野原遺跡の集落跡から出土した縄文土器です。形は,上から見た形が〇の円筒形と▢の角筒形があり,胴部は筒状,底部は平らになっています。
 角筒形は全国でもほとんど例のない特殊な形の土器です。南九州で独自に発生したと考えられています。

また,この時期の土器として円筒形・角筒形の土器の他に,上から見た形がレモン形をした土器があることがわかってきました。」と解説から引用しています。

この土器の器形を見て「深い海」を生活の場にしていることが分かりました。「角筒形」や「レモン形」は、特別な意識でなければ作成できない形です。常に、レモン型、角筒形の環境で生活をしているのは「海上」の生活者としたことを覚えています。土器に航路と思う印もあるようです。つまり、この形の中で生活する「海上生活者」の土器と判断できました。

それにしても、約9000年以上も前の土器が語っているのです。(桜島の噴火は約9500年前)

このような土器の口縁の形が住居の形(竪穴)になり「竪穴」を掘って住むことを大地の主に願い感謝するために「鉢型土器」を作って祈っていたと思いました。

それも、土器を火で囲って送ったと考えます。それが、煮炊用になったのでしょうか。疑問は残ります。

縄文楽 浄山

 

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