縄文の風

「北黄金貝塚公園」を中心に
噴火湾沿岸の遺跡情報を発信します。

「縄文土器」の解読がおもしろい。

05おらの土器(熊本県)旧

2024年05月29日 | おらの土器
「熊本県五木村~ 縄文土器」
 
   縄文ヒトは「自分たちの世界を土器に表す」
 
「土器の器形」は丸底のようですから「平らな広々とした地形」といえます。
具体的には「阿蘇山」は、活火山で外輪山と数個の中央火口丘のある広大なカルデラ地形を形成しています。このカルデラ内の地形と思います。
 
口縁には、カルデラにある火山が描かれているようです。
「土器の模様」は大地がゆれる様子を表現していると思います。
以前に「有珠山」の噴火土器を扱ったときに「入江式土器」という模様がありましたが、これを「地面の振動」といった解釈をしました。模様が似ているのです。
 
火山が噴火して泥流が山腹を流れ、地震が大地を揺るがしている生活環境と想定できます。
 
次の土器も同じような器形と模様のある土器です。口縁部の突起状は「火山」と思います。
上部の点々の二本の線は火山からの噴出物が下っていく道筋だと想像します。
腹部の紋様は「地震の揺れ」を表現していると思われます。
「土器の器形は広々とした平らな地形」
「土器の紋紋は、いくつも火山があり地震で大地がゆれる環境」となりそうです。
 
土器を理解して縄文文化を語ろう。
 
土器の器形や模様には「意味」が必ずあるのです。阿蘇の風景を表しているのです。
 
拡大した土器(繊維土器)から繊維が混入していると思えます。
 
土器をどのように製作したのか探っています。
・口縁部分に「縄目」が見つかります。
・土器のつなぎに細い糸が走っています。
・繊維の文様が複雑に見えます。
 
縄文楽 浄山
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