1、土器の解説
「縄文中期の集落である井戸尻遺跡は、八ヶ岳南麓の編笠山の裾野、甲斐駒ヶ岳と鳳凰三山の山並みを眼前にして、南東に富士を遠望できる景勝の地である。縄文時代から今も湧き出でいる豊かな水に恵まれ、史跡を囲む植田(裁面積6千㎡)を水生・湿性の花々が彩る。縄文時代、この地域には生活した人々は、非常に優れた文化を生み出した。諏訪盆地や甲府盆地につながる古代の要衝という立地に加え、豊富な食物にも恵まれたこの地域には、高い文化を共有する縄文中期の遺跡が集中していた」と解説文がありました。
2、土器の解明
・「三山の山並みと富士山」を目の前としていることから、突起部分は「高峰・富士山」と「三山」としました。
富士山の頂上に穴が在ります。穴が在るのを「噴火口」と仮定しています。
・山頂部分から下っている線は「水流」で「湧水」とか「河川」がふもとまで水を運んでいると想像しました。
・「縦の丸いくぼみ」が続いているのは、ため池と考えてみました。池が並んでいるのは「蓮池」だと想定しました。
・縄文ヒトは「ハス」の栽培をしていたのでしょうか。「ソロバンの珠状」の印は畑や栽培の印としています。(※埋土器ならば、死者が不自由なく暮らせるようにという配慮)
・この土器は「祭祀用」でハスの栽培していることの感謝をしているとも思えます。
3、思う事
・土器の読取り不足ですが、細かい模様の意味は、今後も課題になります。
・八ヶ岳山麓の土器は、解読ができない。
「おらの世界を土器に表す」が根底にあるのはよいが、この土器の世界が描けない。
「蓮根畑に感謝するという意味があるのか!」「命の再生を願った」とか課題が残る土器です。
この土器も解読ができない。以後考える余地があります。
意味があるはずです。
縄文楽 浄山
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