縄文の風

「北黄金貝塚公園」を中心に
噴火湾沿岸の遺跡情報を発信します。

「縄文土器」の解読がおもしろい。

「神話的思考」あるの?

2021年11月11日 | 縄文ドキッ

神話的思考
「神話的思考」ということばが専門書に出てきます。

「なぜこのような器形に」
「なぜこのような模様に」

専門家は何も土器の解読に手をつけていないのでないか。資料には「土器の系統」「土器の型式」などが記載されていますが、縄文ヒトの精神面や生活面などは扱っていないように感じるのです。

実際に「前例」も「事例」も「証拠」もないのが現状です。

これでは解決に至らないので「神話的思考」を用いて解答するしか方法がないのでしょう。

なによりも「土器を見る視点」を変えることにあります

このことができるかどうかです。

「神話的思考」で解決したと考えては縄文ヒトに申し訳ない。

土器の解読方法の例

①北黄金貝塚の円筒土器を扱います。

②「丘」があって「海」が遠くですが見えます。そして、「わき水」から流れる「川」が現在三本あります。海に平行して「砂丘」が4本あります。

③土器を見ると上と下の間に線が一本あります。②の生活環境と照らし合わせるのです。

④「丘」と「海」にわかれていることが分かると思います。

⑤「わき水」が「川に」なって流れています。

⑥模様を見ると「縄文」です。しかし、上部と下部は少し模様がちがいいます。

⑦「丘」の部の模様をどのように解読するか

⑧「草原」「草木」「砂丘」などと考えらrれます。

⑨海と平行して実際に「砂丘」がありますので「砂丘」とします。

➉この土器には「底」がありません。おかしいです。

⑪ 次の段階になりますが何に使用したのか考えるのです。

✳「縄文楽」は試行錯誤で進みます。仮にでも解読しておきます。訂正は何度でも行っても良いのです。自分が納得すれば良いのです。

縄文ヒトの見ている世界は自分の生活環境しかないのです。それを土器に表したのです。
命を産み生きるために製作した土器だと感じます。煮炊き用の土器でないことは確かです。

✳「煮炊きに使う土器」は別にあると考えます。

土器の解決に必要なのは産地の生活環境であって土器形式は重要視していません。

「おらの世界を土器に表す」

「神話的思考はありえない」

     縄文楽 浄山

 

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