ここ数日奈良南部では警報も出るくらいの急な雨なのに、
奈良市付近では黒い雲が一時かげるのみ、一雨ほしい。
若草山遠望
というのも、屋根が焼けているのか、外の気温が高いのか
午後10時窓全開の寝室は30℃から下がらず、
この夏初めてエアコンをON、とうとうしてくれました。
(私は腰湯をしているので、すぐ眠れるのですが)
朝起きたら、だるーい
なにもしたくありませんーーーが
こんなにも暑いのはイヤですが、梅干しにとっては最良!
梅干しの土用干し、梅をひっくり返さなくては
一つ一つ丁寧にカビがないかを確認し、裏返しをします。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/thumbnail/7f/6e/7dffe20503ffc50cf2840c25f9e8bc33_s.jpg)
浮き出た塩の結晶がひかり、色も濃くなり一様に。
8/5⇐7/30![](https://blogimg.goo.ne.jp/thumbnail/56/78/16d7f70c90f29aae0b6739e91c84090f_s.jpg)
梅酢につけ直して、そろそろ終わりですかね?。
『梅干の稍々皺出来て干されけり』
虚子
この梅干しの色を見ていて、思い出しました。
なかなかこの色まではできないでしょうが、
![](https://blogimg.goo.ne.jp/thumbnail/37/a5/75c342f0152a2083bf0b99463f41ea43_s.jpg)
この花は雁来紅(がんらいこう)という漢名で、和名では
葉鶏頭(ハゲイトウ)、鎌柄(かまつか、かまづか)と
開花時期は7~10月で真紅の花を咲かせます。
その「かまづか」から始まる歌碑の拓本を、元上司との
楽しかった会食のおり、頂いておりました。
嬉しいことに、116基もある淡路島の「文学の森」の中から
奈良を愛された『会津八一』の歌碑の拓本です。
(私が八一好きなこと御存じだったんですね)
八一は、この雁来紅の丈が高く、鮮やかな紅色を好み
ご自分でも栽培されており、そして亡くなるまで
山行集の「雁来紅」のこの歌を愛吟し揮毫もされております。
作品は1998年の淡路島「文学の森」への拓本旅行時のもの
なんと、ご自分で額装・軸装までして頂いております。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/thumbnail/6a/d9/c4a5ad08273bde165e82609c3d2d13ca_s.jpg)
雁来紅第8首
『かまづか の したてる まど に ひぢ つきて
よ を あざけらむ とごころ もなし』
かまづかの下照る窓に肘つきて世をあざけらむとごころもなし
意味としては
”葉鶏頭が赤く美しく照り映える窓に肘をついて、
世間を嘲笑うような鋭いしっかりした心は今の私にはない”
当時の厳しい世情のなか、穏やかになられた61歳の心境が
うかがえる歌ですね。
でもなぜ中国では『雁来紅』と名付けられたのでしょうか?
雁が飛来してくる秋になると、
その葉が美しい紅色に染まるところからだそうです。
『枕草子』で清少納言は、
「かまつかの花 らうたげなり 名ぞうたてあなる
雁の来る花とぞ 文字には書きたる」と
明後日八日は「立秋」です。
こんな風景がみられることでしょう。
『炎ゆる葉を垂れて日暮の雁来紅』青柳志解樹
少し早い?ですが、頂いた嬉しさからフライングに。
奈良市付近では黒い雲が一時かげるのみ、一雨ほしい。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/thumbnail/7f/85/bf0013cc797de1b1eff9869a84387480_s.jpg)
というのも、屋根が焼けているのか、外の気温が高いのか
午後10時窓全開の寝室は30℃から下がらず、
この夏初めてエアコンをON、とうとうしてくれました。
(私は腰湯をしているので、すぐ眠れるのですが)
朝起きたら、だるーい
なにもしたくありませんーーーが
こんなにも暑いのはイヤですが、梅干しにとっては最良!
梅干しの土用干し、梅をひっくり返さなくては
一つ一つ丁寧にカビがないかを確認し、裏返しをします。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/thumbnail/7f/6e/7dffe20503ffc50cf2840c25f9e8bc33_s.jpg)
浮き出た塩の結晶がひかり、色も濃くなり一様に。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/thumbnail/18/78/fbfd1f86ecd73dbac99f86095a58a06a_s.jpg)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/thumbnail/56/78/16d7f70c90f29aae0b6739e91c84090f_s.jpg)
梅酢につけ直して、そろそろ終わりですかね?。
『梅干の稍々皺出来て干されけり』
虚子
この梅干しの色を見ていて、思い出しました。
なかなかこの色まではできないでしょうが、
![](https://blogimg.goo.ne.jp/thumbnail/37/a5/75c342f0152a2083bf0b99463f41ea43_s.jpg)
この花は雁来紅(がんらいこう)という漢名で、和名では
葉鶏頭(ハゲイトウ)、鎌柄(かまつか、かまづか)と
開花時期は7~10月で真紅の花を咲かせます。
その「かまづか」から始まる歌碑の拓本を、元上司との
楽しかった会食のおり、頂いておりました。
嬉しいことに、116基もある淡路島の「文学の森」の中から
奈良を愛された『会津八一』の歌碑の拓本です。
(私が八一好きなこと御存じだったんですね)
八一は、この雁来紅の丈が高く、鮮やかな紅色を好み
ご自分でも栽培されており、そして亡くなるまで
山行集の「雁来紅」のこの歌を愛吟し揮毫もされております。
作品は1998年の淡路島「文学の森」への拓本旅行時のもの
なんと、ご自分で額装・軸装までして頂いております。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/thumbnail/72/1a/7b3803dba3d2cd3ff05484091d2513c1_s.jpg)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/thumbnail/6a/d9/c4a5ad08273bde165e82609c3d2d13ca_s.jpg)
雁来紅第8首
『かまづか の したてる まど に ひぢ つきて
よ を あざけらむ とごころ もなし』
かまづかの下照る窓に肘つきて世をあざけらむとごころもなし
意味としては
”葉鶏頭が赤く美しく照り映える窓に肘をついて、
世間を嘲笑うような鋭いしっかりした心は今の私にはない”
当時の厳しい世情のなか、穏やかになられた61歳の心境が
うかがえる歌ですね。
でもなぜ中国では『雁来紅』と名付けられたのでしょうか?
雁が飛来してくる秋になると、
その葉が美しい紅色に染まるところからだそうです。
『枕草子』で清少納言は、
「かまつかの花 らうたげなり 名ぞうたてあなる
雁の来る花とぞ 文字には書きたる」と
明後日八日は「立秋」です。
こんな風景がみられることでしょう。
『炎ゆる葉を垂れて日暮の雁来紅』青柳志解樹
少し早い?ですが、頂いた嬉しさからフライングに。