気軽に茶道をしてます。

日々のお稽古とともに、できるだけ手作りのお菓子で
お茶を楽しんでいる様子や、四季折々の変化もお伝えします。

お花に亜米利加犬鬼灯(酸漿・ほおずき)を

2016-08-21 12:06:18 | 季節の花々
昨日の自宅稽古はお二人、茶箱、略盆と、
暑いさなか、お稽古にいそしんでいただけました。
花は、木槿(白・紫)、吾亦紅、萩と亜米利加犬鬼灯
  
でもお稽古に活ける花に少し困っております。
お盆に数日家を空けておりますと、日照りで
庭への水やりが滞ったためなのか、
一段と、庭の花が少なくなってきました。
その中、たくましく生き延びる雑草たちは迷惑ですが、
前から気になり、今までは全て引き抜いていたのですが、
一つだけ残したこの草に、白い小さな花が咲いており、
なんと緑の実までも付けているではありませんか。
 
アメリカ犬鬼灯(アメリカイヌホオズキ)「亜米利加犬酸漿」と。
この名の由来は、否(イナ)ホオズキで、
ホオズキによく似るがホオズキでは無い、という意味から
イナ⇒イヌへ転嫁し、イヌホオズキと称されたが、
*広辞苑では、
イヌ侍のように、語に冠して似て非なるもの、劣るものの意

よく見ると、花や実が一か所から付き、葉に切れ込みも見られ
『アメリカイヌホオズキ』でした。
これは古い時代(史前)にアメリカからの帰化植物で、
良く似た植物で世界的にも問題としてく要注意外来生物に指定された、
ワルナスビ(悪茄子)』があります。
牧野博士が1906年に発見され、命名されており、
茎と葉に棘があるのが特徴で、全て有毒で、
繁殖力は強く、除草剤も効きにくいのだとかで 
”悪”と

『棘を立てひっそり生きる悪茄子』愚句