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細沼園のお茶飲み話

お茶の時間のひとときに、思いつくまま書きました。

すれ違う背中を

2010-08-20 19:09:40 | 読書メモ な行
《内容》
「過去」の背中に怯える芭子。「堀の中」の体験をいまだ不用意に口走る綾香。しかしやっと、第二の人生が、ここ谷中で見えてきた二人だった。コトが起こったのはちょうどそんな頃。二つの心臓は、すれ違った彼らにしばし高鳴り、しばし止まりかけた。ムショ帰りコンビのシリーズ、大好評につき第二弾。
             (紹介文より)

☆☆☆☆☆
―――結局、たとえどんな一日を過ごしたとしても、人は食べて、寝て、翌日を迎えるのだ。そしてまた、違う日を過ごす。ほとんど代わり映えがしなくても、まったく同じ日というものは二度とない。いくら思い煩うことがあっても、翌日にはまた違う日になり、そうして否応なしに時は流れて、何かが積み重ねられていく。自分たちに出来ることは、流れに身を任せることだけだ。そうするうちに、いつか何かが見えるかもしれない。
今日は今日で、おしまい。そしてまた、違う日がやってくる。

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