氷上の明暗

やはり真央ちゃん

ソチで明暗を分けた。
それは真央ちゃんとヨナちゃん。

かたや悲願の金メダルを目指す真央ちゃん。ショートで痛恨の転倒をしてしまった。

しかし！
しかしだ！
諦めずにフリーで巻き返す。

本人が言っていた
「自分が納得できる演技」をやってのけたのだ。

確かに6位という、
彼女にとっての経歴から言えば
振るわない結果だが

あのロシア人達を魅了する素晴らしい演技をした。
当然、日本人は言わずもがな。

そして見たかった彼女の笑顔が見られたのが良かった。

完全にソチの物語に感動のワンシーンが刻み込まれた。

そして、
今となっては悲しい運命というか
本人にしたら悲しい環境と言った方が良いのか？

ヨナちゃん
彼女は本当に精神力の強さが素晴らしい。そして妖艶な魅力は西洋人にはない独特なものだ。

今回のオリンピックは、
ブランクもあって
前回の金メダリストとしてのプレッシャーは彼女しか分からない重荷になるだろうに

あの演技
あの表情
あの表現力なのだ！

本当にメダリストとして相応しい強さ！

感服する。

なのに！
なのにだ！
カムサハムにだ！

韓国国内から採点に文句を言い出したのだ。これはTwitterなどの市民レベルではなく、

韓国の連盟か協会かの団体からIOCへの公式な抗議だというのだ。

ガッカリだよ！

こうなると銀メダルの価値がだだ落ちになる。

もし日本の団体が真央ちゃんの採点に物申すなら、僕は「恥ずかしい」と思ってしまう。

なぜにヨナちゃんの銀メダルを賞賛してあげないのか？

その歓喜の声を拡声機でかき消すような行為をしてしまうのだろうか。

コレがいわゆる国民性という話になるのだろうか？

しかし素直に「可哀想」と思ってしまう。

アレだけのプレッシャーの中、身を削るような思いをして勝ち取った銀メダルが「金メダルじゃないと…」と言われたような気がする。

でもまぁ韓国は金メダルを取ると一生遊んで暮らせる程の待遇があるというから、いいか。

ソチオリンピックはゆっくりと幕を下ろしていく。