退職女のアメリカ便り

オーストラリアンシェパード、ジュンタのマミーのアメリカ、セントルイス生活

#385: めちゃくちゃやがな。

2014-10-09 22:47:02 | アメリカ便り
私たちの年代の人は、この〝むちゃくちゃやがな”(だったと思う)と言う言葉を、〝あちゃこ”のあの顔とともに覚えていると思います。
今の地球はまさに、其の〝むちゃくちゃやがな”と言う言葉がぴったりです。
紛争、戦争、テロ、エボラ、環境破壊、異常気象等等。

どうしてこうなっちゃったのでしょう。
社会がいろいろ複雑になってきたせいといえば簡単ですが。
と言うことは、社会がまた簡単になれば良いのでしょうかね。
〝簡単な社会”の定義とは何かを、アメリカ在住37年の私の目から考えてみましょう。

1、雨、冬の寒さをしのげるための家。
馬鹿でかい、部屋すべてが24時間常に冷暖房完備されている家を建て、子供が巣立った後、家が大き過ぎるといって、小さい家を建てる。
子供、一人一人に部屋を与えなくてもよいんじゃない。
引越ししなくてもよい、土建屋と争わなくてもよいなんて楽ですよ。
私を見てごらん30年間おんなじ家に住んでいます。
全室冷暖房完備じゃなくてもいいじゃない。つまり、冬に暖房をガンガンきかして半袖で過ごさなくても、または夏に冷房をガンガン入れてセーターを着て過ごさなくてもいいじゃない。
冬にはセーター、夏には半袖で良いのです。
自然の摂理を無視して生活しようとするからおかしくなる。
地球温暖化を頭に入れてほしいです。

2.歩く。
週に一回のゴミ収集の日に、車でゴミを運ぶのはやめましょう。
歩け、ひたすら歩け、そうしたら、糖尿病、肥満、高血圧など、飛んでいく。
いや待てよ、これは食生活も直せねばいかんか。
高騰する医療費が貧困を呼びます。
貧困は紛争を呼びますね。

3.携帯は捨てましょう。
家庭電話と公衆電話で十分。
今、どうしても話さないといけないなんてこと一生に何回あるのでしょうかね。
昨日言いませんでしたが、私また事故ったのです。
止まっていた私の車に後ろからぶつけられたのです。
ま~大したことがなく、バンパーを取り換えるだけで(今、修理工場に入っています)よかったですが、そのぶつかってきた男(かわいい30代ぐらいの子)、自分で言っているの、〝携帯に気を取られてぶつかった”って。
聖徳太子でもあるまいし、人間の能力って知れています。
運転しながら携帯して、コーヒーを飲みながら、化粧してさらにはラジオのチャンネルを変えるなんて怖いですね。
事故による保険の高騰、これも争いの元です。

4.宗教はどうして集まってやるの。
宗教を拒否はしませんが、個人の心の中での祈りに、どうして集団化しちゃうのでしょうか。
集団化が暴動化につながるのです。
宗教は一人静かに、金をかけずにやってもらいたい。
イスラム教を見てごらん。

5.人種差別はどうしても起きる。
人種差別はどこでもどの時代でも起きる。
人種差別をなくすには、あらゆる人種を地球人として見ることができる時代にならなければならない。
ということは、SFの世界にならなければいけないのです。
つまり今現在の段階では不可能。
だから、人種差別が起きる理由を作らない。
つまり移民禁止。
これはちょっと極端ですが。
でもヨーロッパの諸国では、移民に対する不満が現地の人の間で深まっているし、移民してきたほうにも深まっています。
これまた暴動が起こりかねないです。

こんなことを書いていたら限りないので、この辺でやめておきます。
でも、みなさん、時々、時間を逆戻りにしたいと考えたことがあるでしょう。

どぶさんコメントありがとうございます。
しばらく、ブログが書かれていなかったので、お母さんのことを心配していました。
そうです、サイエンティストと言うのは特に、この〝謙虚さ、正直、無欲”が大切だと思います。
中村さんが、〝俺は会社の奴隷だった”的なことを7,8年前も今も言ってますが、そう考えちゃ終わりです。
研究者は自分のやっていることが好きだからやっているのです。
好きなことをやって、生活している人ってそうそういないのだから、感謝しなくてはいけないのです。
感謝って、つまりそういうことができることに対してです。
そして、研究成果は自分一人で出したものだと絶対思ってはいけませんよ。

ではまた。
ハブグレジュンタのマミー

PS. 昔、作家の人が言ってましたが、〝もし物書きになりたのだったら、〝一日、原稿用紙3枚書きなさい”と。
 私、頑張ります。



  


#384: ノーベル賞、三人も。

2014-10-07 22:11:25 | アメリカ便り
ノーベル物理学賞、3人まとめてすごいです。
日本人として誇りに思います。
言っちゃいけないけど、中韓じゃできないでしょう。

ところで、このノーベル賞を取った一人、中村さんは、私にとっては馴染み深い人です。
といっても個人的に知っているとかではなく、7,8年前に中村さんの記事を読んだためです。
簡単にこの記事について書くと、中村さんは日本の会社で研究員をしていた時に、今回の受賞対象になった青色ダイオードを開発したのですが、会社が自分が開発し特許までとった功績に対して見合った謝礼はくれなかったと述べていました。
会社はこの発明のおかげで、膨大な利益を受けたのだから、それに見合った謝礼を払うべきだとして250億円だかの告訴を、当時働いていた会社に対してしたのです。
結果は、中村さんの告訴が引き下げられたか、一部だけお金をもらったか忘れてしまいましたが、中村さんにとっては不満足な結果だったと思います。
今日の受賞会見でも、いまだに日本の研究環境がよくない、研究者はサラリーマンみたいだ、結果に見合った給与、ボーナス等を支給するべきだ等等、7,8年前と変わらず、愚痴を言ってましたね。
よほど昔のことを根に持っているんでしょうね。
それで、7,8年前に私はあまりに頭にきたので、ある月刊誌この記事に対して投稿をしたのですが、ちゃんと載せてくれました。
私が書いた記事というのは次のようなことです。
と言っても、整理整頓がまるっきりだめな私が、そんな古い投稿を持っているわけがないので、、ここでは大まかに書きます。

アメリカの会社は、日本より厳しいです。
たとへ、特許をとって会社に莫大な利益をもたらしたとしても、会社での研究で特許をとってもそれは全部会社のもの。
というか、入社する時にそういった会社の規約書にサインをしなければいけないのです。
私の場合も、特許をとって、臨床実験2まで行った薬があります。
結局はだめでしたが。
この特許をとったとき、私は5ドルをもらっただけです。
そうです5ドルです。
ラーメン1杯も買えません。
ふざけていますが、これが中村さんが良いとしているアメリカの会社研究機関です。
でも会社だって、大損害するという危険をおかして研究をサポートしているのです。
私の特許だって、臨床実験2まで行ったら、それまでに会社が費やした費用(それもほとんどが、撃沈される運命の研究)なんて計り知れません。
仕事仲間が私に言いました、冗談ですが。
"お前の研究は会社に莫大な損害を与えたんだぞ"と。

他に、何十年もの間世界で一番売れている除草剤を作った研究者が、私の元会社にはいましたが、この人だって会社から、何とかかんとかの賞と何百万程度の謝礼金を貰い、顔写真が会社の玄関に飾られている程度です。
アメリカの会社につとめていたら、中村さんが考えているような、功績に見合った給与、ボーナスを期待している人はいないと思います。
更に、私が中村さんの人格を疑ったのは、この人青色ダイオードの功績は、自分ひとりにあるようなことを言ったからです。
どんな研究でも、自分ひとりで全部思いついたということは、今の世の中ありえないと思います。
当時読んだ記事でも、そのことを指摘する人がいました。

研究者というか、人間は謙虚、正直、無欲が良い。

でも中村さん、いまだに当時働いていた会社を非常にねに持っているんですね。
人間が小さい。
と、これは100%私の意見です。

ノーベル賞はすごいですが。

ハブグレジュンタのマミー





#383: いろいろ怖いです。

2014-10-06 22:07:34 | アメリカ便り
北海道は大分寒くなってきたようですね。
10月末に計画している禮ちゃん、ヨリさんとの2泊3日の釧路丹頂鶴公園見学旅行、雪で中断、急遽函館旅行にならないように!!
一応、阿寒湖畔のホテルを予約していますが。
今回は、奮発して初めての露天風呂付の客室としました。
足がますます悪くなったヨリさんを大浴場に連れて行ったりきたりと、お互い大変なので。

私は、あの丹頂鶴の実物を見たことがないので、一度はこの眼で見てみたいのです。
皆さんの為にも写真をたくさん撮ってきます。

ところで、私にとっての最大の問題は、嫌中韓ではないのです。
エボラとイスラム国問題です。
多くの人にとってもこれらは、大問題でしょう。

エボラは広がる一方。
アメリカでもリベリアから帰国してきた、リベリア移民アメリカ人に、エボラ感染が見つかり、只今ダラスで治療中。
重症のようです。
前にも書きましたが、リベリアで会っていたエボラで死んだ妊婦から感染したようです。
リベリアの空港で出発前のアンケートに"エボラに感染した人とは接していない"と答えたそうです。
これについて、親戚の人が“飛行機に乗り遅れるようなこと誰がするか”とニュースでいってましたが、最もです。
こんな質問をするほうが馬鹿です。
もっとよい質問はないでしょうか。
ないでしょうね。
人道的では無いと言われるかもしれませんが、こうなったら感染地域からの人の流出(空港閉鎖とか)を止めるしかないのでは。
物資の供給はパラシュートとか、陸路でも人との係わり合いをなくしてもできることだし。
エボラは毎年のようにアフリカ諸国で発生していました。
でも、僻地で発生していた為、今回みたいに大発生、止め処も無い広がりをみせませんでした。
だから、発生地を僻地化しなければならないと思います。
たとえ、人道的ではないといわれても。
飛行機内のエボラ患者、映画のシーンにでも出てきそうです。

イスラム国もエボラ以上の広がりを見せています。
イスラム国、ハマス、アリシャバーブ、アルカイダ等等、このイスラム諸国って数え切れないほどの派閥があります。
その多くが過激派。
もちろん普通のおとなしいイスラム教徒もいますが、それらは食われるだけってな感じ。
このイスラム教って、女を下に見るというだけでもいやですね。
女が、顔を隠したり髪の毛、足を隠さなければいけないというのもわかりません。
とにかくイスラム教というのは、イスラム教ではない人達にとってはなぞだらけです。
そして、“何を考えているかわからない”というのが、恐怖なのです。

単純ばかなアメリカは、イスラエル国をやっつけるという名目でシリアを爆撃しました。
イスラエルのネタニヤフ首相に、“俺たちがパレスチナをめちゃくちゃ爆撃したのと変わりは無いじゃないか”と、けなされましたね。
最もです。
アメリカはイスラエルがパレスチナをぼこぼこにした時、国連と一緒になってイスラエルに対してけちをつけましたから。
なんと申しましょうか、これは、目くそが鼻くそを笑った(怒った)的な関係だと思います。
つまり似たり寄ったりです。

でも怖いです。
イスラム教徒は風船みたいです。
どこをつぶしても、他が出てくるのです。

この先どうなるやら。

ハブグレジュンタのマミー






#382:セントルイス、寒くなってきました。

2014-10-05 23:08:07 | アメリカ便り
昨日の朝、起きて寒暖計を見ると40’F. 
5’Cぐらいでしょうか。
一挙に寒さがやってきたと言ったとこです。
今朝は少々暖かく、52’Fでした。
今年も一年間があっという間に過ぎていってます。
人生の残り時間に比例して、年月も短く感じるようになるんでしょうね。
小さい時は一年が非常に長く感じました。
"早く大人になって、学校に行かなくてもよくなれ~”なんて思っていました。
これは子供だったらだれでもが持つ気持ちでしょうね。
でも今だからいえますが、“子供でいられるうちは子供でいたほうが良い”と。

昨日は、一年ぶりぐらいでナンシー, ディーン夫妻と夕食にイタリアンレストランに行きました。
ディーンはもう30年来の友達。
私が会社に勤め始めてすぐ、インターンとしてやってきた人です。
その後学校に戻ったりしましたが、20年程前にまた会社の違うグループに戻ってきました。

この人もいろいろありました。
10年ほど前、働いていたグループで問題が起きた時、一人で責任を取らされたそうで、その時のストレスで不整脈、心房細動、頻脈等いろいろの心臓疾患が始まったそうです。
そのためアブレーションといって心筋への刺激を少なくする手術をしたり、電流を流して心拍数を整えたりといろいろなことをしました。
この2年ほどは幸運にも、重大な問題は起きていないようです。
でも空港で倒れたり、仕事場で倒れたりと大変な眼にあいました。
まるっきり健康だったディーンが、時待たずしてこのような重病をおったとは、ストレスは恐ろしいです。
以前、アメリカの大統領が就任したら先ずすることは、ストレスにおちいらないようにトレーニングを受けることだと聞いたことがあります。
その結果、大統領よりその側近たちがストレスを被るそうです。
とにかくストレスはよくない。
ストレスが引き金になっていろいろな病気が起きることが解明してきています。
だから皆さんも、ストレスが無い生活、無理だったら考え方を変えてストレスを少なくするように暮らしましょう。

ではまた。

ハブグレジュンタのマミー

#381: 犬の話にはなりませんでした。

2014-10-03 20:37:06 | アメリカ便り
今、カージナルス対ドジャーズ戦をやってます。
5回の裏で、なんと6-1で勝ってないんです。
なんか、燃えてませんね。
日本で、真っ赤なカージナルスのジャケットを着るんだから、絶対に勝ってくれ。

今日は私のファイナンシャルアドヴァイザーと昼食を一緒にとりました。
レストランは、昔の職場に近くワーライと言う淡水魚で鱈科の魚の揚げたもので有名な所です。
サイドと言って、メインのほかに小皿物(サラダ、ポテトフライ、コールスロー、温野菜、スープ)どれか2つが付いて14ドル。
非常に美味しいですが、食後は間違いなく胸やけに襲われます。

このファイナンシャルアドヴァイザーは、昔一緒に仕事をしていたグループのリーダーだった人の奥さんで、私が、“リーダーが大変よい人だから、その奥さんも良い人だろう”と言う想像の元に、頼んだ人です。
おまけにメットライフ(スヌーピーのコマーシャルで有名です)と言って、たいへん大きな保険会社で仕事をしています。
日本にも入っていますよ。
だから安全だと思いました。
結果的には、金に関してはまるっきり素人の私には良かったと思います。

64歳でいつもストレス気味のこの人、今日もストレスで体中が覆われていました。
最近になって、33歳の娘さんが糖尿病になり、それが心配の一番の種です。
イタリア、ミシガンそしてセントルイスに家があり、その管理と支払いも少々大変なようです。
30年前に買った、ただ一つの家に住み続けている私、物、財産が多すぎると問題が起きると思っているミニマム主義の私とは正反対です。
私の理想は、昔のあの日本人の姿です。
引越しが天秤棒一つ、またはリヤカー一つで足りるなんていうのが良いです。
といっても私の場合は、靴と服で、リヤカーが一杯になってしまいそうですが。

前にも書いたかもしれませんが、この仕事仲間のリーダーはイタリア人ですが(奥さんもイタリア人)大学を卒業した後、プロサッカーチームの試験を受けようと思って、試験場所行きの汽車を待っていると、その汽車が大幅に遅れた為、結局は試験を受けに行かず、大学院に行って博士(生化学)を獲ったと言う面白い人です。

きのうが非常に長かったので、今日はこの辺で。

ハブグレジュンタのマミー