退職女のアメリカ便り

オーストラリアンシェパード、ジュンタのマミーのアメリカ、セントルイス生活

#1113: サンクスギビングと”何かが変わった”

2018-11-22 07:07:18 | アメリカ便り
私が発った後、札幌では雪は積もったとのこと。
みたかったな~。

今日はサンクスギビング。
恒例となった我が家での夕食会には10人ほどやってきます。
肝心な息子は7年間一緒に住んでいるガールフレンドの両親とおばあちゃんを自宅に招待したとのこと。
これだもんね、息子はだめだ。
結婚したり、ガールフレンドができたら、親を忘れるのだから。
娘がいてよかった。

先日のブログで、友達の死後‟何かが変わった”と書きました。
人生を変えるイベントというのは、長い一生で誰しも経験する事と思います。
私にとってはこの友達の死がそれでした。

いまだに信じられない毎日です。
友達が最後に我が家に来て、見送りの際に車の中でかかったイルカの‟なごり雪”。
冗談で二人でこれが最後の別れのように泣く真似をしたっけ。
その後東京で何回か会いましたが。
でもあれが友達にとっては最後の我が家でした。

友達も我が家のサンクスギビングパーティーには、アメリカ滞在中毎年来ていたっけ。
そして、感激するような食いっぷりを見せてくれたっけ。

もう我が家のサンクスギビングには来ることができないし、あの食いっぷりも見ることができない。

自分の死への準備というのは、自分の中から沸き起こるものではなく、このように周りの友達知り合いが死んでいくことによってできると思う。

と書いても私が特別、死を意識するようになったわけではない。
今まで通り、毎日をせい一杯生きるだけですが。

サンクスギビング、つまり感謝祭、日本でいう豊穣祭とでも言いましょうか。
実りの秋に感謝する日ですが、"実り”にだけではなく、その実りによって生かされている私たちの人生、そして生きているということに感謝をしたいです。

これから、料理です。

ハブグレジュンタのマミー

食後のキキの日課となった‟おもちゃを口に咥え、5分ほど集中的に家中を駆け回る”を今、盛んにやっているところです。