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理系と文系

2014-02-01 | 認知心理学
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20文字/1行 60行 文字のみ
「MIT」 芳林社刊
発想王になる(14)

理系と文系
 柔らかく考えて硬く実行する

******ポイント
1)理系は文系の、文系は理系の良いところ を利用しあう。
2)与えられた前提や制約を疑ってみる。
3)理系的な仕事でも、文系を少しまぜると  質の高い仕事ができる。
******************************

●理系と文系
 日本の高校では、大学への進学を考えて、理系コースと文系コースに分けて教育することが一般的になっている。前者は、数学と理科を、後者でも国語、社会を学ぶ比重が圧倒的に異なっている。
 そのことの良し悪しがときおり論じられ、大学では文理混在のコースも最近では増えてきている。
 しかし、ある調査によると、理系コースを進路として選んだ高校生の6割以上が、その選択を小学校高学年でしているというデータもあり、文理分離の問題は、教育制度の問題というより、遺伝的、性格的なところも多分にあるように思う。
 それを、ここでは、理系人間と文系人間との比較で考えてみたい。
 なお、ここで理系、文系は、必ずしも大学・高校などでの専攻による区分ではなく、あくまで、人のタイプ(類型)としてものであることに注意されたい。

●理系人間は硬い
 理系人間は、ある制約の中で目標に到達することに長けている。制約と目標を与えられた中で仕事をすることを好む。
 これは、しばしば、「その制約の中で最適(局所的最適解)」で満足することになり、制約そのものの妥当性や正当性をあまり問題にしない。
 たとえば、与えられた制約(命令や目標)が法律違反かどうかを吟味しない。あるいは、失敗しても、それは想定した制約内なら責任を負うが、制約外なら責任を負わないといったことになりがちである。
 これに対して、文系は、制約そのものにこだわる。
 仕事の入口のところでぐずぐずしている。中に入っても、まだその入口が妥当かどうかを疑う。仕事が進行しても絶えず批判的に吟味する。 したがって、仕事の能率は良くない。うまくいかないと、「だからいっただろう」式の論法で、自分では責任を負わない傾向がある。
 理系人間に関するその他の細かい特徴は、チェックの欄で点検していただくことになる。

●理系人間を使いこなす
 ある会社では、仕事には理系的な知識は不要だが、採用するのは理系だけにしているとの話を聞いたことがある。
 ここまでは極端としても、組織やチームとして技術がからんだ仕事をするときは、理系中心しかし文系も適当な割合で混在させることが全体の仕事の質を高め、失敗を防ぐのに有効である。
 たとえば、短期的な目標達成なら、理系8に文系2くらいか。これが長期的な目標達成なら、7-3か6-4くらいが妥当なところであろうか。
 企画や将来構想の立案などの仕事では、この割合を逆転させることになる。

****本文60行まで

******
***********
「チェック1」「あなたの知識面での理系度はどれくらい?」
 次の記述は正しいか間違っているか。

別添 10問の問 別添

「解説」
 理系度なる用語があるわけではないが、知識面で理系的な知識が豊富かどうかは、理系/文系のタイプ分けに使えそうである。
 これは、科学技術政策研究所が、科学的知識の国際比較をするために使った調査(18歳以上対象)を借用したものである。
 トップはデンマークの64%、以下、英国、米国の順になる。日本は51%で12位であった。
 筆者の場合、正解率70%である。あなたの理系度(?)はどれくらいであろうか。
 正解は、「よん、いち、きゅう、さん、なな、に」が○である。また、問題は、(1)から順に正解率が83%から(10)の23%へと順次低くなるように並べてある。
(平成14年1月25日付け「朝日新聞」より)
********************
「チェック2」***************************



25歳からのお仕事クリニック

2014-02-01 | 教育


相談者:
無職 / 28歳 / 男性

興味のある職種を見つけたものの、キャリアチェンジに躊躇しています…


悩み:
一昨年に約3年勤めた会社を退職して、一年間オーストラリアで過ごしました。
最近帰国してこれからの事を考えていたのですが、今までボランティアなどに参加したりして、自分には福祉関係が向いているのでは、と最近気づき、両親からも勧められたことから、福祉の道に進もうかなと思っています。

そうなるとキャリアチェンジになるので、また学校に通わなければなりません。福祉の仕事が具体的にどんなものか経験もしていないので、これから福祉施設でアルバイトなどを経験しながら勉強するのも遅くないと思って、とりあえず焦らず自分の方向を考えようと思っています。

しかし、ブランクもあったので、早く自分の道を決めたいと焦る気持ちもあり、矛盾した二つの気持ちが自分のなかでモヤモヤしている状態です。
こういうときは、自分の中でどのように折り合いをつけたら良いのでしょうか。

● キャリアチェンジのコスト
 1年間のオーストラリアでの生活、ゆったりと楽しめましたか?
 たぶん、その間にも、ご自身の進路についてはあれこれとお考えだったのではないかと推察します。その上での福祉関係への転職の決断ですから、悔いのない選択になっているのではないでしょうか。
 30歳を越えると、キャリアチェンジのためには、経済的、心理的コストが負担になります。結果として、あせってあまり適切とはいえない転職をしてしまうリスクがあります。28歳のこの時点での決断は、そうした点でも格好のタイミングだと思います。迷いは無用かと思います。
● 今、日本の福祉現場は最悪の状態
 高齢化が急速に進んでいる日本では、福祉での人材需要は高まる一方です。しかし、ご承知とおり、今、日本の福祉の現場は、低賃金と3K(きつい、きたない、危険)労働環境が嫌われて深刻な人材難です。その中に飛び込んで仕事をしようというわけですから、それなりの使命感が必要です。その点、今一度、ご自身の気持ちを確認してみてください。ボランティアと職業とはいろいろの点でギャップがありますから。
 さらに、資格です。ご存知だと思いますが、介護福祉士、社会福祉士の国家資格からホームヘルパーの資格まで、介護や福祉の仕事をするには、さまざまな資格が必要です。まず、アルバイトではなく、短期勝負で、一番簡単な資格をとりあえず取得することをお勧めします。そして、仕事に慣れながら、さらなる資格アップに挑戦するようにしてください。
● 働かない1年間がこれから活かされる
 あせりの気持ちもわかります。家族や周囲の目も気になるところだと思います。
しかし、1年間のオーストラリアでの生活は、生涯設計を考える上で決して無駄ではなかったはずです。しっかりと充電できたはずです。見聞も広まったはずです。新しい友人もできたはずです。キャリアチェンジのための情報も得たはずです。日本を外から客観的に眺めることもできたはずです。
 「1年間のブランク」をこのようにポジティブに考えれば、今、この時期のキャリアチェンジについて、あせりはまったく無用です。その気持ちを当面の資格取得のほうに向けて、スタートダッシュをしてください。「迷ったら動いてみよ」です。「動く」と新しい道が開けます。がんばってください。
30行




子供は時代の鏡

2014-02-01 | 教育
大人は誰でも自分の青年期を思い出すことができます。それがかえって、目の前の青年の心を理解する妨げになってしまうことがあります。青年の心や行動は時代を映す鏡、というくらいに、時代とともに変わります。20年前の自分からは想像できない心の世界があると考えたほうが良いのですが、どうしても自分の昔の思いの世界にとらわれてしまいがちです。

言葉の力

2014-02-01 | 認知心理学
言葉の力

① 思考を助ける力
ことばで考える 
② コミュニケーション力としての言葉の力
わかりやすいコミュニケーションとは?
③ 自己暗示力としての言葉の力
思い通りに動く
心をいやす
④ 周りの人々の心を元気にする言葉の力
あいさつ、ほめる、感謝する