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記憶力、集中力を高める(保存用)

2013-02-17 | 認知心理学
07・3・6海保博之

記憶力、集中力を高める

第1単位は記憶力を高める
第2単位は集中力を高める



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企画の趣旨
既設の「記憶力パワーアップコース」は(3単位)は、**年間にわたり、継続的に受講生を獲得してきた。記憶力への一般的な関心の強さが反映されているのであろう。
しかし、記憶は、認知心理学の主要な研究領域であることから、**年間の年月は、本コースの内容をかなり時代遅れにしてしまった。まず、そのことの認識があっての今回の前面改訂である。
さらに、記憶力に加えて、注意の集中力を第2単位として取り上げたのは、記憶力とは違った意味で、集中力は人の頭の働き(認知機能)の鍵となる力だからである。集中の仕方一つで、記憶、思考、知覚といった認知機能全体が強く影響を受けてしまうのである。たとえば
・ ぼんやりしていて、下車駅を通りすぎてしまった
・ 正面ばかり見ていて、脇からの車に気がつかなかった
・ 気が散って、計算間違いばかりしてしまった
さらに、集中力と取り上げたもう一つ、やや欲張ったねらいもある。
最近は、コンピュータ画面に向かっての仕事が増えている。かつてのように、鉛筆と紙と消しゴムを使った仕事とは、要求される仕事への集中度が格段に違う。よほどうまく集中状態をコントロールしないと、心も頭もやられてしまう。そんな仕事環境になっていることの認識すらあまりないのが、今の日本の職場の現状ではないかと思う。
第2単位では、そんなことにまで思いをはせながら、注意集中のコントロールについて考えてみたい。


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「記憶力を高める」
序章 記憶力ってどんなもの
0-1)記憶と社会
0-2)人の記憶とコンピュータの記憶を比較してみると
0-3)本単元の枠組

第1部 暗記力を高める
1章 暗記力とは
1-1)記憶術に挑戦する
1-2)記憶術は、暗記術
1-3)暗記術を解剖する

2章 暗記力を高めるコツ
2-1)暗記するための定型的な引き出しを作る
2-2)連合する
2-3) 連合の鎖を強固にする

第2部  貯蔵力を高める
3章 貯蔵力とは
3-1)2つの機能の異なる貯蔵庫がある
3-2)一度に取り込むには限界がある
3-3)いくらでも貯蔵できる

4章 貯蔵力を高めるコツ
4-1)知識を豊富にする
4-2)知識を使ってみる

第3部  想起力を高める
5章 想起力とは
5-1)思い出はどこから
5-2)思い出せてなんぼ

6章 想起力を高めるコツ
6-1)いろいろの思い出し方をする
6-2)思い出す手がかりを豊富にする
6-3)覚えたときと似た状況で思い出す

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「集中力を高める」

序章 集中力ってどんなもの
0-1)集中力と現代社会
0-2)集中力についての神話のいくつか
0-3)本単元の枠組

第1部 注意すべきことに注意する(注意配分力)

1章 注意配分力とは
1-1)気が散る
1-2)妥当な状況認識が前提

2章 注意配分力を高めるコツ
2-1)とらわれない
2-2)大事なものを見分ける

第2部 注意の量を加減する(注意集中力)

3章 注意集中力とは
3-1)一つのことに注意を向ける
3-2)ほかのもの、ことを無視する

4章 注意集中力を高めるコツ
4-1)出だしで気合を入れる
4-2)3割はとっておく

第3部 注意を持続する(注意持続力)
5章 注意持続力とは
5-1)集中したままの持続は危険
5-2)注意の安定供給が大事

6章 注意持続力を高めるコツ
6-1)休む
6-2)集中度を仕事の内容に応じて下げる

終章 注意管理を最適化する
7-1)集中化社会での注意管理を考える
7-2)ストレスは注意管理不全から発生する

◆愛着(attachment)」心理学辞典

2013-02-17 | 心理学辞典

◆愛着(attachment)

サルや人の新生児において観察される、母親とのもっぱら身体的接触を介して得られる情緒的一体感のこと。乳幼児期での、母子分離による施設などでの養育には、この点に十分な配慮をしないと、施設病(hospitalism)とよばれる発達障害の発生が懸念される。逆に、この時期の十分な愛着経験は、後々の安定した世界観の確立に寄与するとされている。

ポジティブマインドづくり「競争」

2013-02-17 | ポジティブ心理学
ポジティブマインドづくり「競争」
人と一緒に何かをすると、つい競争してしまいますよね。負けるのはあんまり気分が良くないので、がんばって、自分の力を向上させる原動力になる場合もあります。

でも、競争ばかりを意識すると、自分の方が劣っているように感じて、自分に価値が無いと思えて、やる気を失う事もあります。

競争をやめる事は、人間には生存本能があるので、なかなか難しいのではないかと思います。

でも、いつも競争ばかりしていたら、疲れてしまい、やっている事を楽しめないし、
何のためにやっているのか、わからなくなります。

そんな時は、それをしている目的を考えてみましょう。
目線を競争相手から目的へ変えると、縮こまっていた気持ちが目的へ向かって、進んでいくような気がしませんか。

競争相手にも一緒にがんばろうと思えたり、
自分より優れていたら、応援したくなったり、
自分のできる事を精一杯やればいいんだと思えて、
競争する気持ちが薄れるのではないでしょうか。

目的を達するためには、一人でできない事が多いし、目的が大きければ大きいほど、
人との協力が必要になります。
競争しつつ、協力しつつ、目的に向って、 楽しく歩いて行きたいですね。(ミニミニ心理学講座より一部変更)
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考えてみよう(動機づけ 競争と協同 目的志向)
●競争ポジティブな側面を挙げてみよう

●競争のネガティブな側面を挙げてみよう

●競争による勝ち負けより、目的達成のために競争の場を使う具体例を考えてみよう。
・親友と同じ大学に入るために、毎日、勉強時間を競う