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企画力

2013-02-18 | 教育
み 頭を柔らかくする(22) 企画力---現実を変えたい思いが現実を変える ポイント************************************
1)機を見て敏が企画には必要
2)企画力は能力の総合デパート
3)企画力は失敗を通して養う *******************************************

●企画の時代 就職面談で、学生にどんな仕事をしたいかと聞くと、企画部門へ希望が集中して困るという話を聞かされたことがある。これを逆用してか、営業中心の会社にもかかわらず「---企画」なる名称を使って人材集めをする会社もあると聞く。  学生は世の中の動きに敏感である。こんな話を聞くと、世の中、企画の時代なのかなとも思う。

●企画にはタイミングがある  
企画には、現実改革の色合いがある。企画内容そのものをどうするか以前の問題として、そもそも企画が必要なのかどうか、換言すれば、現実を変える必要があるのかどうかの認識がまず必要である。  多くは、現実がどうにもならなくなってから、その認識が生まれる。それでは遅すぎる。かといって、機が熟しないときの企画はつぶれて/つぶされてしまうのがおちである。  いつものことをいつものようにやりながら、しかし、それに埋没しないで、企画マインド、というより改革マインドを絶えず働かせながら、機を待つことになる。

●企画には能力の総合デパートが必要   
さて、企画の必要性が認識されたとして、では、企画の立案から実行までには、どんな能力が必要とされるのであろうか。  まず、企画の立案に必要な能力には、情報収集分析力と洞察力と論理力が必要となる。  情報収集分析力とは、現実の中で何が問題かを見つけ出すことである。  洞察力とは、問題の解決策を直観的にだせる力である。  そして、その問題設定や解決策が妥当であることを論理的に記述できる力が論理力である。  企画の実行段階で必要となるのは、表現力と段取り力である。  説明力とは、企画を内外の人々に理解し納得してもらう力である。  段取り力とは、計画--実行--評価のための仕組を作る力である。

●失敗を通して企画力を高める  
自分の立てた企画が100発100中などということはありえない。どこかで失敗するほうが当たり前である。  人は成功体験からも失敗体験からも学ぶ。 どちらからより多くことを学ぶかというと、一般的には失敗体験からである。  成功体験はその成果が際立っていればいれほど浮かれてしまい、その過程で何があったかまで詳しく分析しない。学びが浅くなる。  それに対して、失敗体験は、「なぜ、失敗したのか」の原因にまで立ちかえらせることになる。そこには、おのずと深い学びがある。  もっとも、失敗の結果に打ちひしがれてしまい、学ぶどころではない状態に陥ってしまうこともある。これも、しかし、失敗を繰り返すことで失敗耐性のようなものがついてくることもあるので、失敗を恐れない挑戦心も大事である。


●企画には現実改革の色合いがある    
このあたりは、思いの外、大事である。なぜなら、これ  俗に言う問題意識  変革の時代に突入しているようである。 -堺屋太一氏によると、単に仕方を変えるだけではだめで、仕組を変えなければ、メガコンピティションに勝てなくなっているらしい。 仕組と仕方-  どれほど世の中が変わっているようにみえても、していることの基盤は実はそれほど変わってはいない。  社会生活の基盤となっている領域では、いつもと同じことを誠実かつ確実に行なうことは、いつの時代でも、またどんな時代でも社会の基盤であることは言うまでもない。     アマゾン・コムで「企画」を検索すると、 なんと***件もヒットする。過去との比較はできないが、企画の重要性は言を待たない。

25歳からのお仕事クリニック

2013-02-18 | Weblog
アッサリ辞めれば?と言われ、自信を失ってしまいました
現在の会社で8年間保険の営業をやってきました。
8年も同じ職場で同じ業務。 そろそろもっと別の世界を見たいと思いはじめ、異業種への転職を強く考えるようになりました。 そこで、その旨直属の上司に相談したところ、理由も聞かず、アッサリと「辞めれば?」と言われてしまいました。

営業成績もそれほど悪くないし、8年間も勤めたのに、冷たすぎると思いませんか?
そして、そんなに簡単に会社を辞めてもいいものなのでしょうか。

この8年、そこそこの貯金ができただけ。 自分は役に立ってなかった?などと虚しい気持ちになってしまい、仕事に対する自信を失ってしまいました。 いったい上司はどういう考えなのでしょうか。 代わりはいくらでも居るという感じなのでしょうか。

保険営業/28歳/女性








ココロ全体
の悩み



ここはあなたもアッサリ、「お世話になりました。さよなら」で。
新しい世界のほうに目をむけましょう。


>> 海保博之先生プロフィールはこちら
お答えします。

●上司の気持ちを推察すると

「辞めたいです」。「はい、辞めれば」。 は確かに、あなたの相談に対する反応としては、納得できないですね。 お気持ち、とてもよくわかります。

まずは、唐突な相談に、驚いてほしいですね。 「どうして転職したいのか」と、もっと突っ込んで聞いてほしいですね。 さらに、「それなら、もう少し今の会社でがんばってから辞めてもいいのでは」とか、「うーん、君に辞められると痛い」と、言ってほしいですね。 そう言ってもえたらなら、あなたの自尊心は大いに保てたでしょう。

その上司、とても大事な一瞬の言葉かけを誤ってしまったのだと思います。 いや、もしかすると、かわいがっていた部下が辞めたいと言っている、裏切られたようで、途中をすべて飛ばして、「辞めれば?」と口走ってしまったのではないでしょうか。 いや、きっとそうですよ。

いずれにしても、上司のたった一言で、あなたの8年が否定されたと受け止めてしまうのは大げさです。馬鹿らしいです。
30歳手前、新しいチャレンジをするのであれば良いタイミングだと思います。
そして、「そこそこの貯金」こそ、これまでのあなたの過去のがんばりの客観的な証拠。 そう思って、「新しい世界」のほうに気持ちをむけて、自信をもって第一歩を踏み出したほうがいいと思います。

●あなたの気持ちを推察すると

転職を強く考えているとありましたが、あなたの気持ちのなかにはまだ迷いがあり、その迷いのなかに、もしかして強く引きとめてもらえたら、もう少し今の会社でがんばろうなどという、気持ちも少しはあったのかも。 その気持ちとは裏腹な、そして、それになりに尊敬していた(?)上司からの心ない一言でがっくりというところでしょうか。

やや余談になりますが、心理学では、5段階の欲求階層説というのがあります。
まず、生理的欲求が満たされると、次は安全の欲求、というように次第により高次の欲求満足へと人は向うというものです。 そのトップにある欲求が自己実現の欲求です。 あなたの異業種へのチャレンジも、そうした欲求の表れだと思います。

実は、その前に満たされるべき欲求として、所属と愛の欲求、自尊の欲求とがあるのです。 あなたは、上司にこの欲求を満たしていることの承認を求めたのだと思います。 その承認は「そこそこの貯金」が間接的にしてくれていると考え、自信を失う必要はありません。

でも、もうそんな一言にこだわることはやめましょう。 8年間の充実したお仕事を捨てて、全く新しい世界への挑戦。 よくぞ、決断されたものです。これからは、自己実現の欲求を満たす世界へ目を向け、自信をもって進んでいくのがよいと思います。

長期記憶における貯蔵エラーとその防止策

2013-02-18 | ヒューマンエラー
 長期記憶のおける貯蔵エラーとその防止策
1)編集エラー
 長期記憶は膨大な情報の貯蔵庫であるが、情報を出し入れしているうちにどんどん貯蔵されている内容が変容する。しかし、その変容はでたらめなものではなく、内容的に一貫性のあるものになるのが一般的である。その段階で起こるのが編集エラーである。とりわけ、いつどこでなにをしたといったエピソード情報では、こうした編集エラーが発生しやすい。
 例 冤罪事件のでっち上げに、当人がでっち上げにふさわしいエピソードを自白してしまう。

● アハー体験(aha experience)

2013-02-18 | 心理学辞典
● アハー体験(aha experience)
問題解決の過程で、突然、問題の見え方(表象)が変わり、解に到達できた時の「あーわかった(アハー)」という主観的な体験のこと。この体験を得るには、これに先行する解決のための試行錯誤の過程が必須であるが、その内容がどんなものであればアハー体験につながるかはわかっていない。