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「心と自律神経系

2009-04-21 | 健康・スポーツ心理学
「心と自律神経系」@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@
 デカルトは、心とからだが相互作用する場所として脳内にある松果体を想定しましたが、現在では否定されています。
心と脳の関係に関わる脳の知見は、脳計測の進歩のおかげで、続々と蓄積されていますので目が離せません。ここではそれには触れずに、無意識の世界で起こっていることなのですが誰にも体験的にわかるのは、自律神経系と心に関係です。これについておさらいをしておきます
自律神経系は、内臓器官を「自律的に」コントロールしている神経系です。「自律」の意味は、本文にも述べたように、意識的なコントロールとは離れて機能しているからです。お陰でこれほどの長生きができるのです。
にもかかわらず、感情とは一体なのですから、不思議といえば不思議です。たとえば、
・緊急時には、びっくり仰天すると同時に、交感神経が働いて内臓の活動を活発にさせる
・リラックス事態では、気分が安定して、副交感神経が働いて内臓の活動も安定する
 感情と自律神経系との間には生化学的な物質とメカニズムが介在しています。とても複雑なので、ここでは、省略します。
 いずれにしても。交感神経と副交感神経とが拮抗して働くことで、心の世界、からだの世界でのバランスを保っているのです。このバランスが崩れると、いわゆる心身症となります。

中枢神経系 脳というときは、だいたいが中枢神経系のことである
末梢神経系 脳以外の神経系
脳神経系 脳と各器官とをつないでいる神経系
脊髄神経系 脊椎と抹消組織とをつないでいる神経系
自律神経系 内臓を支配している神経系
  交感神経系
  副交感神経系

図 神経系の全体

読み逃げ

2009-04-21 | 心の体験的日記
ブログを見ても
コメントを残さないこと

これはSNSでは、非常に失礼なことらしい
というニュースを今日、みた

そういえば、このブログの読者は、読み逃げばかり
でも、失礼なんてこれっぽっちも思いません。

読み逃げ、大歓迎です
今後とも、よろしくお願いします

ポジティブ思考、花盛り

2009-04-21 | 健康・スポーツ心理学
● ポジティブ思考、花盛り
ポジティブ思考、今花盛りです。インターネットで検索すると20万件近くの膨大な数がヒットします。生き方講座やブログの流行テーマになっているようです。たとえば、
・ポジティブ思考で難局を切りぬけよう
・ポジティブ思考こそ新しい世界を切り開く鍵
・ポジティブ思考でうつから脱却
 ポジティブ思考、万々歳というところです。
 実は、ポジティブ思考という用語を掲載している心理学辞典はほとんどないのです。自分が監修した「心理学総合辞典」(2006)にも、一番新しい心理学事典にもありません。ポジティブ心理学、ポジティブ幻想はあるのですが、ポジティブ思考はありません。
にもかかわらず、世の中には、これほど広まっているのです。このギャップ、なぜなのか。心理文化論としては、興味深いのですが、ここでは話を先に進めます。
 心理学の用語としてはないのですが、感情と思考とが一体になった認知現象――「温かい認知」「熱い認知現象」と呼ばれることがあります(コラム参照)ーーの一つとして研究されてきています。そこでは、こんなことがわかっています。
・楽しい気分のときは、楽しいことがよく記憶できる(気分一致記憶)
・楽しい気分のときは、相手を肯定的に判断する(気分一致判断)
・楽しい気分のときに憶えたことは、楽しいときによく思い出せる (気分状態依存効果)
・ポジティブな感情状態では、簡便で直感的な情報処理をしがち


読み手のタイプと文書のタイプと読む状況のタイプ

2009-04-21 | わかりやすい表現
読み手のタイプと文書のタイプと読む状況のタイプ
 
 マニュアルには、一般のドキュメント作りに役立つ豊富な制作技術が作り込まれているということで、マニュアルを素材にして初心者ユーザにやさしいドキュメント作りの指針を提案してみた。
 とはいっても、ドキュメントには、その内容にしても、読み手にしても、またそれを読む状況にしても、多様なタイプがある。それぞれにふさわしい「人にやさしいドキュメント作り」があることも確かである。そこで、最後に、それぞれのタイプ分けの試案を提案して、本稿で提案した指針がもっとも有効なタイプ(「」で示す)はどれかを指摘しみる。
● ドキュメントのタイプ 
  「説明型」vs説得型
●読み手のタイプ
  「機械不信型」VS「流行追随型」vsマニア型VSへんくつ型
● 状況のタイプ 
「時間切迫型」vs時間自由型
「課題解決型」vs知識獲得型
 など

 いうまでもなく、それぞれのタイプにふさわしい、より効果的なドキュメント作りの指針が開発されることが望ましい。