心の風景 認知的体験

癌闘病記
認知的体験
わかりやすい表現
ヒューマンエラー、安全
ポジティブマインド
大学教育
老人心理

言語力検定

2009-04-16 | 心の体験的日記
文字・活字文化推進機構
(たぶん独立行政法人だろうと思う)が実施するらしい
漢字検定騒動
もしかすると、こっちに受験者を誘導しようという意図でもあるのかと
かんぐってしまうくらい
タイミングよく
秋から実施するらしい

悪いことではない
ただ、漢字検定ほどには、栄えないのではないか
努力が成果に直結しない内容の検定は、
どうしても、受験を敬遠するからである

詐欺被害の心理

2009-04-16 | 心理学辞典
詐欺被害の心理

● 第一印象
(first impression)
初対面で、相手がどんな人かを瞬時に判断し、それなりの印象(第一印象)を形成しなければならない。その際、名刺は非常に多くの情報を提供してくれるので助かる。その上でさらに、相手の外見的な特徴や言動から性格などの内面的な特性をも推論することになる。
こうして形成された第一印象は、以後の相手に対する印象形成の方向づけをすることになる。仮に、第一印象にふさわしくないことがあっても、それは無視されたり、適当に合理化されたりすることもある。
詐害被害などでは あえて誤った第一印象の形成をさせて、思い込みの世界に引き込む。
◆親密さ
(intimacy)
親密さは、接触頻度、情報や感情体験の共有、返礼的行為の相互などによって作り出される。
そこで、これらを意図的に操作して親密さを作り出して人を騙すことがある。主婦仲間などの詐欺被害で、「まさかあの人が」といった言説がなされることがあるのが、その例である。
◆ 説得的コミュニケーション
(persuasive communication)
人をその気にさせるために行うメッセージの提供である。広告やセールスではとりわけ重要である。
これを効果的なものにするには、四つの考えどころがある。(1)提供者側の専門性や信頼性、(2)コミュニケーションの内容のつくり方、例えば、長所のみ(1面提示)か長短あわせてか(両面提示)など、(3)受け手の何に訴えるか、例えば、不安や恐怖など、(4)メッセージの提示方法、対面しての話術や各種メディアの活用など。
● 説得への抵抗
(resistance to persuasion)
榊博文によると、説得への抵抗の高い人(説得されにくい人)とは、自分に自信のある人、不安傾向の低い人、攻撃性の高い人、そして女性より男性である。
しかし、説得の仕方や状況によってあっさりと説得されてしまうことも、また逆に、説得とは反対の方向に変わってしまうブーメラン効果も知られており、説得も一筋縄ではいかない。
● 段階的要請法
(foot-in-the-door technique)
セールスでは、ともかくドアの中に入れてもらえたら勝ちである。ささいなことを受け入れてもらたら、もっと大きなことも受け入れてもらえる可能性が高くなるからである。
少額の入会金を納めさせてから次第に高額の買い物をさせる商法がこの例である。
● 特典除去法
(low-ball technique)
最初に割引きなど客にとって優利な条件を提示して購入を決めさせてから、都合で割引き率を下げざるをえないと伝えて強引に購入させてしまう。
逆に、購入を迷っている人に特典を提示して購入を決断させてしまう特典付加法(thats not all technique)もある。
◆ 認知的不協和
(cognitive dissonance)
たとえば、高価な買物をした人は、その買物の価値を高めるような情報は無批判的に受け入れるが、価値をおとしめるような情報は受け入れない。認知的な不協和(判断の一貫性への脅威)の発生による不快を避けたいからである。
認知システムは、そのときどきで、全体としての一貫性を志向する方向に変化する。
◆アイドマ(AIDMA)の法則
広告宣伝を効果的なものにするには、「注意を引くこと(Attention)」「興味・関心・利益に訴える(Interest)」「欲求に訴える(Desire)」「記憶してもらう(Memory)」「買ってもらう(Action)」の五つの観点が大切となる。
この5つの観点は、広告宣伝以外の説得的コミュニケーションを効果的にするにも有効である。
◆ 精緻化(せいちか)見込みモデル
(elaboration-likelihood- model)
説得は受け手の態度を変えることをねらう。そのとき、態度の中核の変化をねらうなら、メッセージの内容が充分な認知処理がなされるように、わかりやすい情報を充分な量、提供する必要がある。
しかし、態度の周辺的な変化(好感、親しみなど)をねらうなら、内容よりも見かけを、たとえば、アイドマの法則に従って設計することになる。

● 笑いってどんなもの 」  心の元気づくり

2009-04-16 | 健康・スポーツ心理学
● 笑いってどんなもの
 笑うから元気なのか、元気だから笑うのか。いずれであるかはともかくとして、笑いと心身の健康(元気)とは関係があることは間違いないですね。
 ただ、「笑い」には実にさまざななものがあります。苦笑、嘲笑、冷笑、せせら笑いなどのようにネガティブな感情の表出としての「笑い」から、笑顔、爆笑、微笑のようにポジティブな感情に伴う「笑い」まであります。そこで、ここでは、後者のような笑いに限定して、話をすすめていきます。
 さて、その笑いってどんなものなのでしょうか。
 笑いに限りませんが、感情は、顔の表情として表出します。笑いもその一つ、しかも、人に固有の表出です。怒りなどのネガティブ感情に伴う表出は、犬猫でもあるのになぜでしょうか。(もっとも、動物愛好家なら、犬猫も笑うというかもしれせんが。)
 それは、笑いの2つ目の特徴になります。つまり、笑いは、社会生活の中で、かなり大事なメッセージを伝えているのです。


◆自動思考

2009-04-16 | 心理学辞典

◆自動思考(automatic thinking)
自分の意志とは無関係に心を占有してしまう、自分に対するネガティブな考え。その内容は、「自分は不幸で、失敗ばかり、なんのとりえもなく、どうにもならない」というようなものである。A・T・ベックによると、心の深層に抑うつ的な見方をする傾向性のある人が、ストレスをきっかけに、こうした自動思考を発生させ、不安やうつ状態になるとされている。


資格

2009-04-16 | 教育
実に多くの資格がある
学生募集でも、こんな資格がとれます が売りになる
その資格がないとその仕事ができません 
という業務独占の資格は価値があるが
それ以外は、そんな資格も持っています という程度の資格が多い
ないよりはよい
また、自己アピールにもなる
それにしても、やや多すぎる感じは否めない
大学卒だけでは不安なのかも
我々にも責任の一端がある




教師をやる気にさせるのは学生

2009-04-16 | 教育
● 「教師をやる気にさせるのは学生?」
アメリカの大学で、普通の講義を使って行われたこんなおもしろい実験がある。
学生にこっそりとある時間が来たら、講義している先生の顔をみて、先生の発問には積極的に挙手をし、先生の冗談には即座に反応するように指示する。すると、先生のほうも、学生の顔を見ながら、発問の数も増え、講義にのった状態になる。そこで、さらに一定時間が来たら、学生に、逆に講義がつまらないことを示す態度を示すように指示しておく。すると、先生のほうも、先ほどののった状態から一転して、講義ノートを読み上げるような感じのたんたんとした授業になってしまうのだそうだ。
学生がのってくると教師ものってくるような授業の状況が好ましいのだが、日本の大学は、おおむね学生の反応が貧弱で、どちらかというとネガティブなほうに傾いている。なんで講義室で彼らはあんなに不機嫌な顔をしているのか不思議に思うことさえある。
これが日本の大学教員の授業への熱意や動機づけを低めてしまっているところがある。これに追い打ちをかけるのは、学生による授業評価である。なさけ容赦のない?評価に講義恐怖症になってしまう教員もいるとのことである。
今のところ、思いつく改善の方策の一つは、小学校の対話形式の授業ではないかと思う。大学の授業のモデルに、「小学校の授業をモデルに」とはやや恥ずかしいところがあるが、随所での発問、机間巡視、そして、子どもとの親密なコミュニケーション。さらに、学生側に既或知識の存在を仮定しないでの授業展開などなど。いずれも、これまでの大学の授業ではなかったものである。それだけに、教員の側にスキルもないし、そんなことをすることに対してなんとなく気恥ずかしいところもある。さらに、学生の側の協力?も必要。となると、無理かなー。