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医療事故防止と製薬企業の役割

2006-11-21 | 安全、安心、
04/8/13海保
 「医療事故防止と製薬企業の役割」発言キーワード

  筑波大学大学院教授(人間総合科学研究科) 海保洋之

発言要旨*************************************************************
 コミュニケーション管理不全という観点から、医療事故防止について考えてみたい。具体的には2つ。一つは、一方向的なコミュニケーションは危険一杯ということ、もう一つは、患者側の不安心理と知識不足に配慮しないコミュニケーションは、コミュニケーションの品質低下をもたらすこと。
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序 コミュニケーション管理不全
 ・コミュニケーションがない
   『伝える勇気、受け取る素直さ』(安全標語)
 ・コミュニケーションがあっても、不正確で、不十分、かつ
  わかりにくい
    口頭指示 乱雑メモ 多段階伝言ゲーム

第1 一方向コミュニケーションの危険性
  投薬時のヒヤリハット体験の分析(杏林大学教授/川村治子)

○予薬エラー/事故の割合(Bates 1995,Leapeら、1995)
 医師の指示時 39%
 複写時    12%
 薬剤師の調剤時 11%
 看護師による与薬 38%
     
双方向的な対患者コミュニケーションの構築
 
電子的コミュニケーションの活用

第2 不安が高く、知識ギャップありの状況での
   コミュニケーション
 効率低下
 思い込みの発生
 信頼度の向上

 知識ギャップを前提にしたわかりやすさの作り込み
 専門用語の扱い
 文書設計

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医療事故と

専門集団n

医療現場の特徴の一つは、複数の専門家がチームをつくって仕事をしている。
エキスパート事故
 知識駆動型の情報処理
情報環境が複雑
 伝達の問題
 
 わかりやすさ
 
コミュニケーション不全の観点からみた医療事故とその対策

杏林大学教授/川村治子による「看護`ひやりハット体験」の分析

      家族
医師    患者  薬剤師

      看護師

コミュニケーションの電子化
 インタフェース問題の克服

「お薬の説明文書」の問題
 古川に例あり  問題点の私的

接遇の問題
 日本の接遇は高水準
  共感性