一青窈ジャーナル

ジャーナリズムの中の一青窈/ジャーナリスティックな一青窈

バッフアウト! 一青窈 ニュー・アルバム「Key」②

2008年08月29日 02時50分32秒 | 一青ジャーナル・作詞
■『バッフアウト!』(2008年3月号・月刊)
         4頁<対話・山崎二郎>【ティー・シー・アール・シー/幻冬舎】

*一青窈  叙情性はしっかりありつつ、
     穏やかなグルーヴ感あるサウンドが、とてもいい相性


ひとと語録①
“それは「ゲルニカ」で、ピカソの絵を初めて見た時の衝撃を受けて”“ね!絵を見た時に一気に第2次世界大戦に連れてかれたんですよ、勝手に扉を開かれたというか。びっくりして。けどそういうことは、例えば自分が歩いている時に、いきなり昔の感覚に引き戻されることとかもあるので。そういう衝動をとじこめたんです”

ひとと語録②
“やっぱり「つないで手」ができたことが、1つのフックになったとは思いますね。作曲の川江(美奈子)さんの力もあるんですけど”“けど私は(父が)死んでしまった後に、悲しみの塊みたいなモノだけを引きずって生きてきた母の背中を見てたので、やっぱり、先に死ぬということよりも、それでも強く生きていかなければならないっていうのをすごく感じてて”“だったら、自分もつまずく度に、それは別に自分がすごいとかじゃなく、単純に、死んだ後の周りの人たちのことを、すごく考えて生きるってことを選択しないといけないと思って、「つないで手」を書いたんですね”

ひとと語録③
“家がなくなってなすすべがなくて、当時の通学路をなぞってたんですけど、そういえば昔、よく自転車置場で自転車倒してたな、とか(笑)、思い出していて。あれは別に、誰のためにやってたわけじゃないけども、綺麗に直すことで、こんな風な私も、1個ずつパイを並べながら前に進んでるんだろうな、と思いながら書きました(笑)”



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