飛水峡

思い出

岐阜新聞

1998年12月26日 10時32分50秒 | 新聞
寒さひしひし、身ピチピチ
海津町で寒ブナ漁

 西南濃地方の池や川では寒さが厳しさを増すのに合わせ、「寒ブナ漁」が盛んになる。海津郡海津町の大江川や中江川一帯でも、漁が解禁された。
 フナは冬になると身が引き締まり、1年中で最も味がよくなる。この地方の家庭では、煮付けや刺し身、昆布巻きにして食べる習慣があり、昔から人気の定番。
 海津郡漁協(伊藤光好組合長、617人)ではこの日、海津町の大江川、中江川など四カ所の禁漁区で、一斉に寒ブナ漁が解禁(1月25日まで)された。
 同町沼新田のシシ池では、組合員約20人が日の出とともに舟を繰り出した。長さ50メートル、幅1.5メートルほどの刺し網を池に仕掛け、浮きが沈むと同時に引き揚げる。平均で30-40センチ、大きいものでは50センチ級のフナがたくさん捕れ、80センチ級のコイが掛かることもある。組合員の一人は「昔はもっと大物が大量に捕れた。環境が変わったのかな」と。
 捕れたフナは家庭で料理されるほか、隣近所にも配られるという。

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