吉田川彩るろうそく
川面に揺れる光の波紋
薄暮を迎えるころ、吉田川の両岸に点々とろうそく(カンテン)の炎がともる。その数約三百。郡上おどりの開幕と同時に毎日ともされる炎は、約三十年前に始まった。
吉田川親水遊歩道に沿ってともされる炎は水面にゆらゆらと映り、ぼんやりと光の波紋を広げながら情緒を醸し出す。日が落ち、辺りがすっかり暗くなるころには無数の光があふれ、夏の暑さを忘れさせてくれる。
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吉田川
「遊び」と「釣り」同居
奥美濃の小京都と呼ばれる郡上郡八幡町は、清らかな水、伝統と歴史のある踊り文化に、はぐくまれた城下町。水と踊りが盛り上げる、涼しくそして熱い夏を紹介する。
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八幡町を二分するように流れる吉田川。長良川の支流でもあるこの清流は、水遊びの格好の舞台であるとともに鮎釣りなど渓流釣りの名所としても知られる。
水遊びをする子供たちと釣り人。ここでは「 . . . 本文を読む