下野新聞

中禅寺湖で日本記録級のマス　太田市の男性ヒット
(6月19日 15:35)

　本格的な釣りシーズンを迎えた日光市の中禅寺湖でこのほど、日本記録を上回るレークトラウトが釣り上げられ、話題を呼んでいる。

　釣り上げたのは群馬県太田市由良町の会社員椛沢幸弘さん(32)。日本ゲームフィッシュ協会（ＪＧＦＡ）によると、ＪＧＦＡに登録されるレークトラウトの国内記録は九・八五キロ（体長九七センチ）。椛沢さんが釣り上げたのは一六・三キロ（一〇五センチ）と、この記録を大幅に上回った。

　外来種のマスのレークトラウトは中禅寺湖特産。「休みの日はほとんど中禅寺湖に来ている」という椛沢さん。五月下旬、同湖のフランス大使館沖で一メートルを超す大物をソナー（探知装置）で確認し「狙っていた」という。

　「最初に掛かったときは七〇センチ級かな、と思ったが、釣り上げて自分自身びっくりした」。ＪＧＦＡに登録するつもりはないが「日本記録と聞いて、すごいのを釣ったという実感がわいてきた」と話している。