飛水峡

思い出

七宗町にオワリウメノキゴケ 

2011年04月23日 19時52分41秒 | 新聞
3カ所目、50年ぶり発見
2011年04月23日09:18

約50年ぶり、国内で3カ所目の発見と分かったオワリウメノキゴケ=加茂郡七宗町、飛水峡
 加茂郡七宗町の飛水峡で地衣類調査を行っている川上紳一岐阜大学教育学部教授が、約50年ぶり、国内で3カ所目の発見となる珍しい地衣類を見つけた。

 ウメノキゴケ科ハイイロウメノキゴケ属のオワリウメノキゴケがそれ。地衣類研究の先駆者、朝比奈泰彦博士が1953(昭和28)年、愛知県犬山市で発見。60年には同県豊橋市で見つかったが、それ以来の報告。千葉県立中央博物館の原田浩博士によって22日までに同種と判明した。 

 オワリウメノキゴケは葉状で灰色。基盤岩の層状チャートと同色だが、直径約4センチと小型で、類似種とは容易に区別できるという。

 飛水峡では昨年、新種のダイダイゴケ科のアツミダイダイゴケ(カロプラーカ・シンナバリナ)も川上教授グループにより発見されている。飛水峡は多数の甌穴(おうけつ)が分布し、国特別天然記念物に指定されているが、希少な地衣類生育地としても今後注目されそう。



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