飛水峡

思い出

アユ遡上、中休み? 長良川漁協が岐阜で調査

2011年04月09日 22時56分36秒 | 新聞
2011年4月9日

 岐阜市の長良川漁協による稚アユの遡上(そじょう)調査が8日、同市の長良川であった。例年は300~400匹の遡上が確認されるところ、今回は2時間で4匹。ただ、同漁協は「数日前までは順調に上っていた。中休みに当たったのだろう」と、特に心配はないとみている。

 河口から約45キロ上流のJR東海道線鉄橋から河渡橋まで約1キロの範囲で実施。漁協の組合員5人が川に入り、水鳥の動きをまねるように、先端に布をつけた竹ざおで水面をたたき、網の中に稚アユを追い込んだ。午前8時から2時間にわたり、同じ動きを繰り返したが、網に入ったのは4匹だけ。体長も6センチ程度で小ぶりだった。

 水資源機構長良川河口堰(ぜき)管理所(三重県桑名市)によると、今年は2月10日の初遡上から4月7日までに4100匹を確認しており「平均的な出足」。5日から1日1000匹程度に増えて「順調に水温が上がれば遡上数も伸びるだろう」と見込む。

 同漁協は5月11日の漁解禁までにもう一度、調査する予定。山中茂副組合長は「昨年のように調査結果は良くても長雨などの影響で不漁の年もある。とはいえ、1年の漁を占う調査なので、次回こそは多くの稚アユを確認し、漁解禁に弾みをつけたい」と期待していた。 (森村陽子)



最新の画像もっと見る