飛水峡

思い出

岐阜新聞

1998年05月31日 14時49分13秒 | 岐阜の水と緑
「へ泥」論争 下流から海に広がる  名古屋市内で五月下旬に開かれた長良川河口堰(せき)モニタリング委員会。建設省から昨年度の観測結果が報告されたが、せき付近から下流の底質の無酸素状態が判明、委員から「川底はへ泥状態」と指摘があった。ところが会議後の記者会見で別の委員が「あれはへ泥ではない」と横やり発言。これが口火となり、委員同士で、場外の「へ泥論争」が展開された。 □    □  椎貝博美金 . . . 本文を読む

岐阜新聞

1998年05月30日 14時46分27秒 | 岐阜の水と緑
環境変化 魚も貝も受難の時代  岐阜市から約五十キロ、長良川をさかのぼった郡上郡八幡町。終戦前まで御料場もあった郡上の清流は今も変わらないのではと、ふっとそんな思いがめぐった。 だが、そんなよそ者の迷い言を断ち切るように、この川筋で六十年生きてきた元川漁師安福康次さん(81)=同町八幡町=が言った。 「川マス(サツキマス)を釣りに行くとアユの大群が幅一メートル、長さ百メートルぐらいの黒帯になっ . . . 本文を読む

岐阜新聞

1998年05月29日 14時37分43秒 | 岐阜の水と緑
鱒網 ダムで消えた風物詩  川にダムやせきがなかったころ、吉城郡宮川村の神通川の杉原鱒(ます)や、羽島郡笠松町の木曽川の鱒は有名な季節の味だった。 「初夏の頃(ころ)木曽川を上り来る川鱒を網で捕獲して賞味する醍醐(だいご)味は忘れ得ないものでした」-と、羽島郡笠松町奈良町の元杉山勇さん(89)は「暮らしのようす-大正時代の笠松-」に記す。  同町柳原町の田中希八さん(73)は「木曽川橋下で愛知 . . . 本文を読む

岐阜新聞

1998年05月28日 14時22分48秒 | 岐阜の水と緑
鮭石 源流に届いた海の幸  その「鮭(さけ)石」に線刻された五匹の魚形は、写実絵画としては日本最古のものかもしれない。神通川支流の小鳥川源流にある大野郡清見村の門端遺跡。発掘調査報告書にあるように、約四千年前の縄文人はこの石片に海から上って来る鮭・鱒(ます)の豊漁の祈りを込めたのだろうか。  「この絵は、アユよりも大きな魚。サケ科の特徴の脂ビレが描かれてはいないにしても、大きな口の形はマスに見 . . . 本文を読む

岐阜新聞

1998年05月27日 12時34分26秒 | 岐阜の水と緑
サツキマス漁 今年は、みんな小さい  野イバラの花に代わってヤナギの若葉のにおいが川面に漂っていた。舟べりから見ると川底は空き缶だらけで、五月の陽光にキラッキラッと光る。魚形が走った。「サツキマスだ!」  川幅いっぱいに流し網を入れながら、竹ざおでかじを取る大橋亮一さん(63)=羽島市小熊町=が言った。 亮一さんは、弟の修さん(61)と共にこの長良川で半世紀を生きてきた川漁師。海から38キロ、 . . . 本文を読む

岐阜新聞

1998年05月12日 22時13分58秒 | 新聞
鮎漁解禁、ファンら初釣り堪能 根尾川など県内のトップ切り 雨で釣果はいまひとつ  鮎漁が11日、県内河川のトップを切って根尾川と長良川の一部で解禁され、待ちかねた釣りファンが早朝から川に入って初釣りを楽しんだ。  根尾川では、揖斐郡大野町稲富の更地えん堤下流100メートルから下流で解禁。午前4時ごろから、大阪や奈良、富山ナンバーなど県内外の車が集まり、夜明けを待って約150人が友釣り、ドブ釣 . . . 本文を読む