飛水峡

思い出

岐阜新聞

2004年02月27日 11時17分07秒 | 岐阜の水と緑
「もう一つの選択」へ道筋 「土と水」に回帰せよ  首都圏のとある土木設計会社の入社案内。冊子に使われている写真には、どこかヨーロッパの田園で行われている水路工事のような風景が写っている。「これはコンクリートのU字溝を取り除いているところだね」。郡上郡八幡町出身の金子照美さん(54)は、名古屋市で大手自動車メーカーの広報事業などを担う会社役員。設計会社の入社案内には、金子さんが勤める会社の名 . . . 本文を読む

岐阜新聞

2004年02月26日 09時53分04秒 | 岐阜の水と緑
天神川改修に「安心」と「不満」 治水効果か親水性か  「川床まで深いので、子どもが怖がるのでは」「護岸の植生が考えられていない。階段を増設するなら、植生を考えるべき」。先月末、岐阜市で県事業評価監視委員会の会合が開かれた。審議されたのは県や岐阜市が実施した公共事業に関する事後評価。このうち、天神川の河川改修事業の評価では、治水の効果が確認される一方で、委員から親水性や植生の回復を求める意見 . . . 本文を読む

岐阜新聞

2004年02月25日 09時43分37秒 | 岐阜の水と緑
水利用優先の中の漁業 魚道新設でも期待薄  各務原市鵜沼から犬山橋を渡ると、木曽川のすぐ下流で河川工事のような現場が見える。工事現場は農水省が管理する犬山頭首工。川床のコンクリート固めが行われている。頭首工から取水される導水路のすぐ脇には愛知県の愛北漁協の事務所が立っている。「上流の人が言う通りだと思うよ。上から川石が流れてこないから出水のたびに川石がなくなる。だから頭首工だって、川床が掘 . . . 本文を読む

岐阜新聞

2004年02月24日 09時36分36秒 | 岐阜の水と緑
開発され尽くした大河 魚が上れぬ“排水路”  「あの時はほんと、怖い思いをした。濁流と一緒に流木がすごい音を立てて、ここの壁にぶち当たった」。美濃加茂市と加茂郡坂祝町境にある木曽川支派川の加茂川排水機場。管理人の元市職員は二十一年前の9・28水害の生々しい記憶を思い出す。あっという間に堤防を越えてきた木曽川の濁流は一帯を二メートルほど水びたしにして、翌朝には泥とごみだけが残された。  木曽 . . . 本文を読む

岐阜新聞

2004年02月23日 09時18分27秒 | 岐阜の水と緑
谷汲村、唱歌の風景復活へ 「春の小川」もう一度  唱歌「春の小川」は東京の繁華街・渋谷を流れていた川を題材に作られたという。「春の小川はさらさらいくよ えびやめだかやこぶなの群れに」と歌われる風景は都心ではとうの昔に姿を消した。全国の田園地帯でも田んぼこそあれ、「春の小川」は、コンクリートで張り付けられた無機質な用排水路に変わった。そして今、揖斐郡谷汲村では唱歌に歌われた風景を取り戻す試み . . . 本文を読む

岐阜新聞

2004年02月22日 08時41分30秒 | 岐阜の水と緑
コンクリ護岸の切れ間 積極的に「何もしない」  川の水はどこから流れてくるのか。長良川ならその源流は郡上郡高鷲村などの山間に発しているが、豊かな水量の源は本流だけに限ったわけではない。瑞穂市を経て本流と合流する支派川の五六川の源流は、市になったばかりの本巣市の旧真正町から流れ出す。果樹園や田んぼに囲まれた平地のわき水がその源流。湧(ゆう)水地帯の周辺は絶滅寸前の希少な淡水魚たちにとって、極 . . . 本文を読む

岐阜新聞

2004年02月21日 00時06分58秒 | 岐阜の水と緑
「棚田式魚道」岐阜大の調査 上りやすさ、お墨付き  根尾川に設置された棚田式魚道がどうやら、従来の階段式魚道より鮎が遡上(そじょう)しやすい。そんな風評が漁業関係者に広まった。考案者の建設会社社長馬渕和三さんは自信を深めるとともに、科学的な裏付け調査に乗り出した。水理学を専門とする岐阜大農学部の板垣博教授が設置場所で水の流速と魚類の遡上変化などを追った。その結果、水理学と環境保全が融合した . . . 本文を読む

岐阜新聞

2004年02月19日 23時58分55秒 | 岐阜の水と緑
「階段式」から「棚田式」に 鮎の身になった魚道  「そりゃ夢みたいな話かもしれんが、要望していく価値はある。だって、この川は夏場は水無しやで」。揖斐川支流の根尾川。ここに漁業権を持つ根尾川筋漁協は先月末の役員会で、建設中の徳山ダムのたん水を根尾川の上流域に導水できるよう県に要望することを決めた。戸部一秋組合長たちの願いは水の確保。ほかに代用することができない水。人が自ら作り出すことができな . . . 本文を読む

岐阜新聞

2004年02月18日 23時56分14秒 | 岐阜の水と緑
“廃川”糸貫川の再生 せせらぎ戻した「3センチ」  「川の顔をよく見てほしい。川も山もそれぞれ多種多様な特色がある。多自然型工法だからといって、この事業を機械的、画一的に実施したら、何の意味もない」。本巣市屋井で学習塾を営む寺町茂さんは岐阜市周辺で行われている「魚の引っ越し作戦」の先導役だ。県に長年働き掛け、現在は岐阜建設事務所と可茂建設事務所管内の河川改修現場で、水生生物の保護活動が行わ . . . 本文を読む

岐阜新聞

2004年02月17日 23時50分34秒 | 岐阜の水と緑
公共工事と環境保全両立へ 五六川、魚の引っ越し  冷たい冬の雨が長良川支派川の一つ、瑞穂市の五六川の川面に雨滴を落とす。河川改修工事現場の川底は足の先まで冷え込むが、たもを持った男たちは童心に帰ったような笑顔で魚捕りに夢中。「ほら、またスナヤツメやで」。現場には県野生生物保護推進員の寺町茂さん(48)と国枝久夫さん(62)をはじめ、県岐阜建設事務所の職員、施工業者ら十人ほどが集まり、「魚の . . . 本文を読む

岐阜新聞

2004年02月16日 23時46分37秒 | 岐阜の水と緑
海津町、官民連携で再生 「ごみ池」が憩いの場に  長良川下流域の海津郡海津町。木曽三川公園に近い、直径百メートルほどの小さな池は毎週末になると、百人を超える釣り客が押し掛ける。お目当てはヘラブナ。釣り上げては放つ。池は深いところで五メートルほどあり、フナ釣りのだいご味を味わえるのが人気らしい。のんびりとくつろげる釣り堀が、三年前まで大量の廃棄物で埋まったごみ捨て場だったことは、釣り客にとっ . . . 本文を読む

岐阜新聞

2004年02月13日 18時28分06秒 | 新聞
鮎増やせ木曽川“リフォーム”/日本ライン漁協/重機で河床掘り起こし  鮎の住みやすい河川環境をつくり出すため、日本ライン漁協(酒向貞夫代表理事組合長)が、美濃加茂市古井町の木曽川河床の石を掘り起こす工事を行っている。重機で河川の石を動かし周辺にこびり付いている泥土を取り除いて、石と石との間にすき間を作り出す作業。すき間は魚類にとって格好のすみ家になるため、同漁協では鮎などの増加を期待してい . . . 本文を読む