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マイルCS(GI)回顧

2006-11-20 23:02:27 | 回顧
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2006/11/19 6回 京都 6日目 小雨(良)
11R サラ系3歳以上 マイルCS(G1) ○国際○指(定量) 芝1600
【馬場】Bコース。連続開催の後半ということで内3頭分はほぼ壊滅。更に良発表ながら、かなり渋っていた。外が伸びる。

12.3 - 10.6 - 11.1 - 12.0 - 11.5 - 11.6 - 11.2 - 12.4

【展開】SSクンがハナ。2ハロン目から速いラップを刻み、後続を離す。だが、4ハロン目の上り坂で12秒0と息を入れて脚をタメる。下り坂でペースアップしたところを外から抜群の手応えでダイワ、マイネルが強襲。直線でダイワが早めに抜け出し、ラスト1ハロンでダンスの懸命の追い込み。

もう国内マイル路線に敵はいない。5歳秋を迎えて充実一途のダイワメジャーが貫禄の走りで押し切った。道中は淀みない流れを例によって2番手へ。終始、スムーズなレース運びでフワフワしながら抜群の手応え。残り800㍍の下り坂で外目を回って進出を開始。4角で左ステッキが手綱に絡まるアクシデントがあったが、すぐに解消。直線で猛追するダンスダンスインザムードに並びかけられるともう一伸び。どこまで行っても抜かせない着差以上の強さでGI連勝を飾った。先行策から早めに抜け出し、2枚腰も使える。同馬の特徴を熟知した鞍上と共に年末の大一番へと挑む。

これまでダイワメジャーと対戦成績6戦全敗のダンスインザムードは、またしても白星を手にすることができなかった。抜群の最終追いを見せ、秋3走目でも体調は万全。下見どころでも落ち着きがあった。道中はスッと中団に控えて脚をタメる作戦。これまではダイワを負かしに行って末が甘くなっているだけに、これは鞍上の好判断。幸いにも中盤でペースが緩み、しっかりとエネルギーを温存。直線で馬場のいい大外へ持ち出し、鋭い脚で猛追。ダイワを捕らえかけるところまでいったが、ゴール前で突き放されてしまった。最高の競馬をしただけに素直に勝ち馬を称えるしかない。

3着は人気薄シンボリグラン。最終追いで楽な手応えで美浦・坂路で48秒台。叩き2戦目でデキは最高潮だった。Bを外し、下見では落ち着いた雰囲気。道中は外枠発走から中団外目を追走。懸念された折り合いもバッチリ。直線で馬場のいい大外から懸命に追い込むも、上位2頭とは力の差を見せ付けられた。気性が安定した今ならマイルでも全く問題ない。

右回りで一変したのはマイネルスケルツィ。南Wで迫力の動きを見せた最終追い。この日も歴戦の古馬に負けない威風堂々とした馬体を披露。道中はスッと外目の3番手を奪い、理想的なレース運び。三分三厘でも痺れる手応えで直線へ。粘り強い脚で応戦するも、最後は止まってしまった。右回りの底力勝負ならGIでもやれる。第2のダイワメジャーへ。

最大の上がり馬キンシャサノキセキは湿り気味の馬場に泣かされた。道中は抑え切れない手応えで中団馬群追走。何とか前に壁を作ってなだめられたが、それでもかなりロスあった。ようやく3角の下り坂でスムーズに折り合うと、直線は馬場の真ん中へ。入り口では差し切ろうかの勢いだったが、そこから内へモタれ、追ってから伸びきれなかった。パンパンの良馬場ならもっとやれただろう。遅生まれの南半球産馬。順調に行けば来年は化け物になる。

本命視したプリサイスマシーンは道中、内枠発走から手綱を押して好位奪取。だが、前2頭が壁になり、馬場のいい外目を通ることができず終始、馬場の悪い内を通らされる。4角で手綱が動き、決して手応えは良くなかったが、直線入り口で先頭へ躍り出る。だが、馬場に脚を取られて末脚が鈍り、最後は失速してしまった。外枠発走だったら確実に上位へ来ていただろう。以前は間隔を開けないと使えなかった馬が、中2週で攻めをビシッと追われてきたように、7歳にして体質が強化された。まだやれる。

ハットトリックはプラス10㌔でも太め感ない仕上がり。だが、またしても発馬で行き脚つかず後方からの競馬に。鞍上も腹を括って直線に賭ける作戦。タメるだけタメて馬場の真ん中から鋭い末脚で追い込むも、ゴール前で脚色が鈍ってしまった。どうも今季はリズムが悪い。発馬難が解消しないことには。

スーパーホーネットは中1週ながら坂路でビシッと追われてデキは生涯最高。それを表すかのように下見どころでは、二人引きでグッと顎を下げて抜群の気配。だが、如何せん1枠2番発走で終始、馬場の悪いインを通らされた。外枠を引いていれば間違いなく3着争いを演じていただろう。馬体の良さが目立った。

マルカシェンクは最終追いで格下に煽られ、状態が今ひとつだったか。発馬直後から手綱を押すも前に進まず。この辺りは3000㍍→マイル激流GIへのステップが大いに影響していよう。今回は度外視。すべては天皇賞をパスしたところから誤算が始まっている。休もう。


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