中央競馬徹底研究!

2022年は客観的な予想を心がけます。

エルムS(GⅢ)回顧

2005-09-06 22:56:11 | 回顧
天候:晴  ダート:良 
7.0 - 11.3 - 11.6 - 12.2 - 12.3 - 12.6 - 12.3 - 12.4 - 13.2
(36.0-37.9)(48.3-50.5)

【展開】ワンダーハヤブサが掛かり気味に先行。ただ、他に競る馬もなく平均ペースの流れ。勝負どころで人気のジンクライシスが仕掛けると、有力どころも動き出す。4角でジンクライシス、カイトヒルウィンドが抜け出すも、最後は勝ち馬の底力に屈した。

勝ったパーソナルラッシュは見事復帰戦を飾った。道中は終始、手綱が動いて追走に苦労。勝負どころでも手応えが今ひとつで惨敗も考えられるケース。それでも最後は外に持ち出すと、一完歩ごと迫って差し切った。トップハンデの59キロ、忙しい距離、仕上がり途上を考えれば上々の復帰戦といえる。鞍上が言うように、道中で真面目に走らない面があり、距離が伸びてジックリと息を入れる競馬が合っている。昨年は世界最高峰のブリーダーズCで6着に駆けた馬。このあとはJCDが目標になるが、条件は最高だ。

2着のジンクライシスもJCDに向けて上々のスタートを切った。道中は平均ペースの流れを3番手から追走。勝負どころで仕掛けると、4角で先頭に踊り出る。そのままカイトヒルウィンドとのマッチレースかと思われたが、最後は勝ち馬の底力に屈した。ただ、休養前はリズムが悪くてスランプに陥ったが、完全に立ち直った。勝ち馬とは斤量差3キロの恩恵があり、現時点では力負けといえる。まだ、4歳馬。得意の東京コースでの再戦が楽しみだ。

3着のカイトヒルウィンドも休み明けを叩かれて一変した。道中は中団前目からジンクライシスを見ながらの競馬。勝負どころでクライシスが仕掛けると、同馬も連れて進出。4角で先頭に踊り出てマッチレースに持ち込むも、勝ち馬の底力に屈した。ただ、強敵相手に善戦できたことは収穫。これで秋が楽しみになった。

マルブツトップは発馬で後手を踏んで無理せず中団から。ほぼ、勝ち馬と同じ位置取りから、直線で内を突いてジリジリと伸びた。以前は控える競馬で決め手不足を感じたが、一戦毎に力を付けている。これなら中央場所のGⅢでも胸を張れる。

ハードクリスタルはプラス10キロが影響したのか。勝負どころで他馬が仕掛けたのに対し、同馬の反応は今ひとつ。直線でもジリジリとしか伸びなかった。体調の管理の難しい馬。

サイレントディールは発馬で後手を踏んで、腹をくくって後方からの競馬。道中はいい手応えで進むも、3角で手綱を引っ張る不利。それでも、最後は差のないところまで来ているだけに悔やまれる。やはり、ダートは走る。鞍上によれば「だんだんとゲートをごねている」とのこと。気になる材料だ。

エドモンダンディス、ドンクールも勝負どころでの不利が悔やまれる。これからの馬。次走での巻き返しに期待。


最新の画像もっと見る

コメントを投稿