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小倉2歳S(GⅢ)回顧

2005-09-06 22:57:45 | 回顧
天候:小雨  芝:良 
【馬場状態】最終週の馬場に加えて直前の降雨でスタミナを要する馬場に。内の馬場は悪いが、以外にもその内を通って粘る馬も目立った。

11.8 - 10.7 - 11.1 - 11.0 - 12.1 - 12.4
(33.6-35.5) 1:09.1

【展開】最終週を迎えて例年ほどではないものの、時計の掛かる馬場。直前の降雨がそれに拍車をかけた。外枠発走のト-ホウアモーレが好スタートからハナを切るも、内枠からグランプリシリウスも競り掛ける。ただ、馬群が離れていたためそこまで激しい争いにはならなかった。3角で馬群の最内を通ってアルーリングボイスが一気に仕掛けて先頭に踊り出る。ラスト2ハロン12.1-12.4と根性比べ。

勝ったアルーリングボイスは最悪の最内枠発走。終始、馬場の悪い内を通らされる懸念があったが、鞍上は腹をくくって中団のインを追走。このまま直線勝負かと思わせたが、3角で一気の仕掛けで先頭に踊り出る。直線で馬場のいい大外に持ち出すと他馬を突き放す。最後はバテて2着馬に急追されたものの、ハナ差で凌いだ。長くいい脚を使って差し切った点は高く評価できる。パワーを要する馬場も全く問題なかった。鞍上の好騎乗も光った。さすがである。かなりのスプリンターになる可能性も。

2着のセントルイスガールは惜しかった。道中は外枠発走から逃げるトーホウアモーレを見ながら、馬場のいい外目の好位を理想的に追走。直線で前を射程圏に入れて急追するも、ハナ差及ばなかった。4角でトーホウアモーレに進路を阻まれて外に膨れたのが悔やまれる。390㌔台の小柄な牝馬で滞在競馬でプラス6キロは大きかった。この馬もいいスピードを持っている。

トーホウアモーレは抜群のスタートを切ると、待ったままの手応えでハナへ。そこから無理に行くのではなく、内の馬を見ながらの競馬。終始、馬場のいい外目を通って直線で手応えも残っていたものの、上位2頭の決め手に屈した。ただ、キャリア1戦とパワーを要する馬場を考えれば及第点。これからの馬。いいスピードを持っているし、トビが綺麗。

ゴウゴウキリシマは道中、馬群に付いていくのがやっと。勝負どころでステッキが入るほどだった。本来なら大敗しておかしくないケース。だが、最後はメンバー最速の上がり34秒9の脚で急追して見せ場を作った。距離が伸びていいタイプ。面白い存在になりそう。

エイシンアモーレは悔やまれる。前走後のダメージが大きく、カイバ食いが落ちて当日はマイナス18㌔。本調子に程遠いデキだった。道中は好位からレースを進めて直線で前を射程圏に入れながら、伸び切れなかった。それでも、体調を考えればよく粘っているし、控える競馬ができことは収穫。これなら距離が伸びても我慢できそうだ。放牧でリフレッシュしてほしい。

エムエスワールドは勝ち馬と同じく勝負どころで一気に仕掛けて、直線で内を突く。ラスト1ハロン付近まで抵抗するものの、最後は完全に脚が上がってしまった。ただ、積極的なレース運びには好感が持てる。鞍上によればノメっていたとのこと。良馬場で巻き返したい。

グランプリシリウスは内枠からハナを切るも、4角でアラアラ。直線で見せ場なく失速してしまった。このパワーを要する馬場でスピードを殺されてしまったか。ちょっと不可解な負け方

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