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メトロノームを活用する

私がバッハの「組曲イ長調」をコンサートでとりあげる場合には、時間的体力的な理由から(前奏曲を除いて)「各舞曲の後半の繰り返しを省略する」というのを基本にしています。
本番ではそうですが、昨日まで、練習時には後半も譜面通りに繰り返してきました。
単純な話、繰り返しをいつも省略していると、弾く回数が半分になるので練習不足になると考えてのことです。もっともこれは、「通し練習しかできない」という状況が続いている場合のことでして、後で(回数の)不足分を補う時間を確実にとるなら、それはあてはまりません。
で、今日は、朝の通し練習では各舞曲の後半の繰り返しを省き、昼間の練習でメトロノームを使って、各舞曲の後半を中心に練習しました。
テンポの維持に課題がある場合は、「自分なりの速度で通す」練習よりは「メトロノームを使って一定の速度で通す」練習の方を多くとる……というのが、得策でしょうね。ただ、それを突き詰めて「メトロノームを使う練習だけ」にしてしまうと、別の弊害が出ると思います(そんな人はみえませんよね……笑)。
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