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親指を離す

志摩での第7回コンサートは終りました。
左手親指の腱鞘炎に関わって、心がけているのはもちろん、「脱力」です。
さらには「左手親指をネックから離す」という、とんでもない弾き方も(部分的に)取り入れるようにしています。
「とんでもない」というのは、楽器の構え方に安定性を欠くことになるからでして、普通、こういう弾き方はお勧めできません。
それでも、音階やアルペジオといった、日常の基本練習では、この弾き方ができるようになり、それとともに、指の痛みがまた少し和らいできました。
それで、昨日のコンサートに際しては、この「親指を離す」弾き方を基本に考えていました。
でも、そこは本番の難しさです。
夢中で弾いていると、知らず知らずのうちに……普通そうですが……親指がネックの裏側につくことになり、ついつい力が入ってしまいます。
したがって、プログラムを終えるころには、すでに痛みがきていました。
まだまだですねえ。
ただ、この弾き方を取り入れるように意識しはじめてから、まだ1週間余りです。
30年以上も弾いてきた方法を、1週間で変えられるはずがありません。
そもそも「終始、親指をネックから離す」というのは、考えない方がいいでしょうね。「痛みが和らぐ」ということがわかっている以上は、もう少し可能性をさぐる値打ちはあると思いますが。
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