一昨日の「スパニッシュ・ギター」に続いて、「想い出の組曲」(メルリン)の第1曲「エボカシオン」の譜面も作りました。こちらはたくさんの方がアップされていますね。
これで「譜面は作ったけれど、まだ弾けない」という曲が5~6曲になってきました。うち、わりと真面目に練習しているのが「ミ ファボリータ」1曲で、少しかじり始めたのが「アルビノーニのアダージョ」、あとは「手つかず」です。
新曲を譜面まで用意して取り組むのはけっこうな負担をともないます。この頃では「他のレパートリーを棚上げしてでも弾きたい曲かどうか」と自問自答して作業を進めています。この2曲は「やはり弾きたい」と思うから弾いているわけですが、実際に他の曲が弾けなくなると迷いが出てきます。「ミ ファボリータ」は暗譜が完了し、毎日何度も弾いているので何とかなりそうです。いや、早いところ仕上げないと今月のコンサートの準備に支障が出てきます。
「スパニッシュ・ギター」という曲をユーチューブで見つけました。メロデイーラインのはっきりしたわかりやすい曲です。「50年もギターを弾いてきても、全然知らなかったな」と思いながら、自分用の楽譜(1頁)を作り、少し調べてみますと、作曲者はゲイリー・ムーア(1952年~2011年)で「北アイルランド出身のロック・ギタリスト、歌手、作曲家」とあります。やはりクラシックギターの曲ではなさそうです。
さっそくエレキギターの演奏も視聴しました。「こんなに自由に弾けたらいいな」とは思いましたが、欲張らずに譜面通りに弾いても「アンコール・ピース」としては使えそうです。
先週の日記で「毎朝の練習時も半袖のポロシャツで行うようになりました」と記しましたが、今週はそれがTシャツになっています。
今朝初めて朝の練習時に室温が30℃に達し、エアコンを入れようかどうか迷いましたが、結局1曲弾くごとに窓を開放することで済ませました。
でも、湿度も高いので窓を閉め切って集中して弾けるのはものの数分です。バッハの「シャコンヌ」には調性の変わる大きな切れ目が2箇所あり、そのたびに楽器を置いて窓に向かっていましたが、今日は最初の切れ目までに「息切れ」が来てしまいました。
一方、昼間の温度は34℃まで上がりました。やはりまだエアコンは入れていませんが、窓を全開しているので朝の練習時よりはまだましです。
エアコンを入れたら入れたで、指や全身の冷えの問題や部屋を出た時の温度差によるダメージ等、また別な問題が生じるので、それに頼りすぎるのは避けたいと思います。
まずは練習メニューの見直しですね。早朝の練習録音は短い曲に限定し、長い曲の通し練習は調子の上がってくる10時半前後にまわしましょう。
7月になりました。今月のアップロードです。
一般的にはルイジ・モッツァーニの作品とされていますが、よくわからないところがあるので「作曲者不詳」と記しました。「トレモロ学習者向き」ということで親しまれているモッツァーニ版をコンパクトにまとめて弾いています。トレモロの部分はおそらく誰もやってみえない裏技(禁じ手?)を少し使いました。「どんな風に弾いているのかな」と興味ある方はぜひご視聴ください。
▽フェステ・ラリアーネ(作曲者不詳 演奏/広垣 進)
https://youtu.be/1_isLA3aK1A
今週から毎朝(未明)の練習時も半袖のポロシャツで行うようになりました。
私の場合、半袖シャツでギターを構えることは苦手で、特にコンサートの本番では長袖で弾くのが鉄則です。
実は今から10年ほど前の夏になりますが、ある大きな団体に呼んでいただいて半袖シャツで舞台に上がり、5~6曲弾いた際、よく効いた冷房が災いして右手指が自分の指と思えない程動かなくなり、「アルハンブラの思い出」が全く弾けないという窮地に追い込まれました。以来、この時のことがトラウマのようになり、この曲を人前で弾くのが怖くなりました。特に冷房の効いた部屋で弾くのは絶対避けるようになりました。
名曲「アルハンブラの思い出」は、ギターを仕事にしている以上、いつまでも「弾けません」とは言っておれないので、悪戦苦闘の末、自分流の運指を採用して今は弾いています。それでも半袖シャツで弾くと「弾きにくいな」という感があるのは否めませんし、他の曲に関しても大なり小なりそれが言えます。
でもこの蒸し暑さです。部屋を閉め切って長袖シャツで弾いていると、ものの数分で頭がボーっとしてきます。このまま弾き続けるのは効果はゼロどころか、疲れを増幅させるだけマイナスとなります。指が思うように動かなてくてもできる練習をさがして行った方が得策です。ただし、まもなくエアコンが必要にななります。「長袖シャツでも指は弾かない」という状況も想定しておいた方がいいでしょうね。
昨日「東海地方は、6月21日にようやく梅雨入りとなりました」という記事を目にしました。全く知りませんでした。
「梅雨入り宣言」があってもなくても、雨の日が増え、指が汗ばんでギターを弾きにくくなったら、もうそれは私の中では「梅雨」です(笑)。
指の調子の良い時には、調子の良い時にしかできない練習を優先し、調子の悪い時には、調子が悪くても少しはできる練習を選んでしましょう。
特にこの時期には、それぞれの練習内容や弾く曲について、「汗ばんでも弾けるかどうか」「少し疲れていても弾けるかどうか」等を細かく知っておくことが必要です。
今日、汗にも負けずに行った練習をひとつ紹介しましょう。それは「トレモロ奏法で書かれている曲のトレモロの部分を8分音符1個ずつに変えて、親指で弾く低音と同時に弾く」という方法です。これでサインス・デ・ラ・マーサの「鐘の音」を2回弾きました。これはおすすめの練習法で、左手指による押弦の確実性がきっと増し、音の「歯抜け」を防止することにつながります。「アルハンブラの思い出」に挑戦中の方、ぜひお試しください。
梅雨入り宣言が出そうで出ませんね。明日の予報は、朝から雨で夕方には上がるとのこと。となると三郷山を歩くのは夕方で決まりです。山から帰って草を引くのは大変なので迷わずパスします。
私の草引きは朝歩いた日の夕方に限定されます。30分が基本です。指に負担のかかる草は雨上がりまで見送ります。
大雨の後は泥んこになるのでやはり見送ります。スマートフォンのアラームが鳴ると強制終了、引いた草はまとめずバケツのまま物置に入れて部屋に戻ります。指に負担のかかる草は容赦します(容赦してもらいます)。コンサートが近づくと、天気にも草の状況にも関係なく草引きはお休みです。てな具合で、どこまでも練習優先です。というか、練習に支障があることを口実にしています。これで庭がきれいになるはずがありませんね(笑)。
7月の例会(コンサート)まであと6週間あります。
例会と例会との間隔が7週間もあるのはまれでして、今しかないと考えて先週、自分用の譜面を3つ作りました。
いずれも「このくらいなら弾けるだろう」と思って選曲、作業したものですが、実際にこの例会で使うのは「ミ ファボリータ」1曲となりそうです。
正直、例会プログラムに新しく挑戦する曲がひとつでも入っているとけっこうな負担です。私はこれまで、新曲1曲を手がけている間に、ふと気がつけば、大事なレパートリーを何曲も手放していた……という失敗を繰り返してきました。私も生身の人間、たくさんの曲をいい状態で維持することには限界があります。そんなことを考え、最近では新曲を手がけける際には必ず「他の曲を押しのけてでも弾きたい曲かどうか」と自問自答することにしています。この曲を弾くと決めたことが正解だったかどうかは、一定期間真面目に練習してみないことにはわかりません。
私が朝の練習を始める頃は、あたりはまだ真っ暗です。
外は涼しいのですが、さすがに音が漏れるのはまずいので窓は閉め切ります。
閉め切って弾いているとすぐに暑くなってきます。仕方がないので1曲弾き終えるごとにガラス戸を開けて換気します。
今まではそれで済んだのですが、今朝は4~5分の曲を弾いていても途中で暑くなってきて集中力が切れ、それでも音楽を止めるのが嫌でそのまま弾きo続け、終えてから練習記録表に「×印」をつけたことが何度かありました。
これではいけません。明日からは朝一番に窓を全開してから1階に降り、洗面やストレッチなどやっている間によどんだ空気を全部屋外に出した後、再度窓をしめて練習を始めることにします。閉めた窓は部屋を離れる度に全開します。それでも駄目なら次はいよいよエアコンの出番です。
ユーチューブにアップロードした「テンペスト 第3楽章」には編曲、練習、収録、そして編集に至るまでの過程で、膨大な時間がかかりました。間違いなく今までに公開したもの(100本以上)の中で一番骨が折れたと思います。
そのわりには細かいミスがいくつも残って少々聴きづらくなっていますが、そこは「もしかすると、クラシックギターでは、まだ誰もやっていないかも」ということでご勘弁ください。
「これほどの時間をかけたのだから、多くの方に聴いてほしいな」ということで、メルマガ配信サイト「まぐまぐ!」を使って配信している「私の音楽日記帳」「中高年のためのギター教室」「ギター名曲ワンポイントレッスン」以上3つのメールマガジンで「アップしました」という紹介をしようとしましたが、最近、発行者専用ページのデザインが変わって、どうにも原稿を入力するところまでたどり着っけません。
サイト運営者に問い合わせれば何かわかるかもしれまんが、年齢的に「このまま続けていくのは大変だ」とを近年感じていましたので、これを機に「メールマガジンの配信停止」というかたちをとることにしました。「実質廃刊もやむなし」という気持ちでいます。
長い間(あるいは以前)、つたないメールマガジンをお読みいただいた方々、本当にありがとうございました。
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当面、私のネット上での発信は
・ブログ「私の音楽日記」(週に1~2度)
・フェイスブック(週に1~2度)
・ユーチューブ(月に1本アップ)
以上3つを使って可能な範囲で続けさせていただきます。
ではまた、ネット上のどこかでお会いできればうれしく存じます。
広垣 進