鏡の国のアリス:短評

鏡の国のアリスの本を読みながら短評をする

鳥でなく頓馬 goose である or 鳥でありガチョウ goose である(GLASS5-24)

2008-11-10 22:19:54 | Weblog

「何でそんなにくりかえし『羽根』Feather と言うんですか?」とアリスがイライラして終にたずねる。「私は鳥じゃありません!」とアリス。 PS1:アリスは漕艇用語のフェザーの意味を知らないからイライラするのは当然。アリスは Feather を羽根とだけ思う。そして自分は鳥でないから羽根などないとアリスは怒る。 「お前は子供のガチョウ goose だよ」と羊が答える。アリスは少しムッとなって、しばらく話すのをやめる。 PS2:羊は実はアリスを頓馬 goose だと言ったのである。羊はアリスが鳥であるガチョウだと言ってはいない。ところがアリスは自分が鳥のガチョウ goose だと言われてムッとなったのである。  さてボートは水上をすべり続け、同じ高い堤がしかめ面をして二人の頭上にあった。

イラスト: ヒツジとボート


最新の画像もっと見る

コメントを投稿