鏡の国のアリス:短評

鏡の国のアリスの本を読みながら短評をする

ハイセキカンantipathiesとタイセキテンantipodes(WONDERLAND1‐14)

2013-08-31 23:55:30 | Weblog
 地球を突き抜けたら、「そこはハイセキカン(排斥感)antipathiesだわ!」とアリス。この時、彼女は誰も聞いてなくてよかった思った。なぜなら自分が正しい語を言ったように聞こえなかったから。

 ◎言葉遊び(1):本来、アリスは「タイセキテン(対蹠点)antipodes」と言うべきだった。地球の反対側に突き抜けるのだから。それを「ハイセキカン」(排斥感=大嫌い)と言ったのだから、「自分が正しい語を言ったように聞こえなかった」とのアリスの感想は的確。著者キャロルが、似た発音の言葉をさがす言葉遊びをしている。

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